「月給百円」のサラリーマン―戦前日本の「平和」な生活 /岩瀬 彰
- 「月給百円」のサラリーマン―戦前日本の「平和」な生活 (講談社現代新書)/岩瀬 彰
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戦争前のサラリーマンの生活を、ミクロな証拠を積み上げながら紹介していく新書。
戦前というと「暗黒時代」という感じで、我々はハッキリしたイメージを持っていないが、意外と、昭和のサラリーマンの原型はこのとき出来ていたよ、という話。
ただし、専門家の間では知られていることだけど、給与格差なんかは、エリートとノンエリートでかなり大きく違っていて「日本人の社長が安い給料なのは、日本の伝統」というのが間違いだったりすることも書かれている。
淡々とした事実紹介でやや退屈な記述もあったが、終章「暗黙の戦争支持」、おわりに、などは著者の想いが出ていて良かったです。
大きすぎる社会格差が社会の不安定化をもたらし(今の中国と似てるとか)、でも、安定した身分のサラリーマンはサイレントに徹してしまう、その結果、気づいたら安定した身分のサラリーマンまで大きな変動(戦争)に巻き込まれた、ということだそうです。
ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)/橋爪 大三郎
- ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)/橋爪 大三郎
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なんか、色んな意味で話題になってるようですね。
聞き手の大澤先生が、「素人」役と言ってますが、正直、この素人役くらいの知識も普通の日本人は持ってないと思います。(私も、2年くらい断片的に色々読んだり、橋爪先生の話を聞いたりして、聞き手くらいの知識レベルに漸く到達)
そういう意味で、間口を広げる、という役割としては十分に良いと思うのですが。
事実誤認云々については、私は全く判断するレベルにありませぬ。。。
Mr.インクレディブル [DVD]/クレイグ・T・ネルソン,ホリー・ハンター,ジェイソン・リー
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子どもがDVDで借りたいと言い張ったのが、偶然、父の日。
彼にはまだストーリーは難しかったと思われるが。
主人公が勤めてる保険会社の描写が妙にリアル。ピクサーはこのへんの作りがとても上手い。
子どもが騒いだり、料理しながら見たりしていた関係で、あまりじっくりと見ることができなかった。
まあ、また見る機会もあるだろう。
ベストバウト~16 ROUNDS FEATURING RHYMESTER~/RHYMESTER
- ベストバウト~16 ROUNDS FEATURING RHYMESTER~/RHYMESTER
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去年あたりから、日本のヒップホップも結構聴くようになってきた。
その一環で、TSUTAYAで借りた。
これは、なんといっても、一曲目だ。
「雨上がりの夜空に」で忌野清志郎と共演するRHYMSTER。このアレンジはカッコイイな。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/岩崎 夏海
- もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/岩崎 夏海
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最近、ようやく読みました。
本書に対して、特段の先入観は無かったです。
そして、序章の一ページ目を読んで目が点に。
え、これ。。。
280万部突破ですか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
色々複雑な心境でございます。
ハーバーマス (現代思想の冒険者たちSelect)/中岡 成文

¥1,575
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出張で新幹線に缶詰になるのを利用して、既に購入してあったこの本にチャレンジ。
しかし、さすがに難しいぞ…。
討議倫理学。日頃やっているリーダー研修や管理職研修ではまず必要のないレベルの知識だが、こういう事も吸収しておくことが、厚みをますことに繋がると考えてやるのみ。
ハーバーマスの哲学は、実は人事の世界にも多少影響を与えているような気もした。
ところで、最後に四コマ漫画を付けているいしいひさいちは中身も分かって漫画を書いていると思われる。凄いな~。
コんガらガっち どっちにすすむ?の本 (創作絵本シリーズ)/ユーフラテス
- コんガらガっち どっちにすすむ?の本 (創作絵本シリーズ)/ユーフラテス
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セレクト書店(こんな言い方あるのか)で見て、面白そうだったので、買ってみた。
大体、うちは佐藤雅彦ファンで、ピタゴラスイッチもかなり見ている。本書は、その関連本らしい。
工夫のある本で、息子はかなり食いついてなんども読んでいる。
ウェブ×ソーシャル×アメリカ <全球時代>の構想力/池田 純一
- ウェブ×ソーシャル×アメリカ <全球時代>の構想力 (講談社現代新書)/池田 純一
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不思議にユニークな本だった。
Google,Apple,Facebook,Twitterはなぜ「アメリカで」生まれたのか?という事について、思想・カルチャーに遡って論じている。
たとえば、「ソーシャル・ネットーワーク」とは言うけれど「その“ソーシャル”ってどういうこと?」というような思考がなされてました。
ちょっと衒学的過ぎる気もするので読み手を選ぶタイプの本ではあると思う。トクヴィルって誰?というような人が読むと結構しんどいかも。
Facebookについては、ザッカーバーグの精神の源流にローマ帝国を見る、という分析がされていたが、この本的な切り口だったら、ザッカーバーグがユダヤ系であり、そのことが思想に及ぼしている影響みたいなものを分析しなくてよいのかな、と思った。
三ねんねたろう/大川悦生

¥1,050
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ラジオで、哲学者の國分先生が大推薦していたので、子どもを持つ私も買ってみた。
たしかに推薦するのがよく分かる、凄い物語だ。
「うつ」の物語とも言えるし、「迷信信じてちゃ、何も解決しないよ」というメッセージでもあるし、「リーダーとフォロワーの話」でもある。
というか、今の日本は、この物語に出てくる村人と何も変わってない気もする。日照りが続いても、おろおろと神頼みするだけ、という点においてね。
お子さんをお持ちの方にはぜひオススメしたい。
百年たっても後悔しない仕事のやり方/出口 治明
- 百年たっても後悔しない仕事のやり方/出口 治明
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「自己啓発」っぽい本をもう読むなよ・・・自分、と思いつつも、本書を手にとって読んで、良かった。
もちろん、この著者どおりに自分ができるとは思わないが、なんか「目指したくなる」ような爽やかさのある本だった。