つい先日、客先でスマホのバッテリーが切れそうになり、ちょっと焦ってしまった。
とりあえずは何でも良いから「モバイルバッテリー」が必要だなと思ったところで自作する事に。
既製品を買っても良いんだけど、車には充電器が載ってるので、そんなに頻繁には使わないだろう。
最近の製品はリチウムポリマー充電池を使ってる物が多いので、膨らんでパンクするパターンは嫌だなと。
という訳で、うちで余ってる単3エネループを使用出来るモバイルバッテリーを作ってみる。
- Anker Astro M3 13000mAh モバイルバッテリー 大容量かつコンパクト 14.../Anker
¥2,473
まずは電池ケース。
安全性を考えて、蓋付きの物をホームセンターで物色するが、値段が高い。
400~500円くらいするし。
こういう時に近所にパーツ屋さんが無いのは痛い・・・・
とここでふと、100円ショップで電池ケースが付いた商品があったなと思い出した。
そのまま100円ショップへ。
USB chargerという、今回の目的そのまんまの商品があります。
これ使えばええやーん。
と思う人もいるかもしれませんが、しかし残念ながらこの通り、スマホでは使えません。
ホントに使えないのか??と思う人もいるでしょうが、ホントに使えません。
実験済みです、はい。
要は、内部回路で、単3電池2本(1.5Vx2=3V)の電圧を携帯やゲーム用に5Vまで昇圧してるんですが、電圧は足りてるんだけど、電流が足りていない為、スマホ等の高消費電流製品には使用出来ません。
そういう訳で、電池ケース&USBコネクターとして使用します。
1個だと単3電池2本しか入らないので、2個買って4本使用出来るようにします。
エネループの使用が前提で考えてるので、1.2V x 4本 = 4.8V で、5Vに近くする為に4本使用します。
で、早速バラします。
ケース上部にSUBコネクター付の小さな基板が入ってます。
一旦取り外して、不要部品の取り外しを行います。
コンデンサー、インダクター、ダイオード、昇圧用IC、電池配線2本(+-)です。
で、中央部にチップ抵抗が4つ付いてますが、これはどうもiPhone等Apple社製品の充電に対応させるための回路の模様。
基板上にも御丁寧に、5V・2V7・2V・GNDの表記があります。
2V7は2.7Vという事です。
Android(ISW13HT)ではどうなのか?とりあえずテストしてみましたが・・・・
全く問題無し。
普通に充電できます。
Battery Widgetで見る限り、ACモードで充電されているようです。
抵抗を外して、USBのDATA+とDATA-端子をショートさせても良いんだけど、とりあえずは手間を掛けないでそのままで行きます。
で、部品を外した後の配線は、上記写真の+と-の位置に電池からの+と-を接続します。
取り外した電解コンデンサーの位置ですね。
単純明快です。
スイッチとか保護回路は無いので、ショートには十分気を付けてください。
USBコネクターの辺りがショートしやすいので、マスキングテープとかでショート予防対策を行います。
ある程度、配線の目途が立ったら、電池ケースを好きな形で接着します。
今回は背中合わせで貼り付けてみました。
とりあえず動作テスト。
電圧の+-が間違っていないか、LEDを点灯させてます。
この時点で+と-の配線が逆だったりすると、スマホの電源が切れます。
もし切れてしまったら、すぐに配線を外しましょう。
という訳で完成です。
少し充電してみたけど・・・・ちょっと遅いかな?
やはり抵抗による分圧回路が邪魔してるのか?
iPhoneで使用しないのであれば、バッサリとチップ抵抗を外した方が良いかもしれませんねえ。
ちょっとテストで使用してみる事にします。
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