マクロビテイストの自然食

ヘルシークッキング

はじめてのおせち作りレッスン

初めて作るおせち料理・出来るだけ簡単にアレンジしたレシピ

《はじめてのおせち》


《黒豆》

圧力鍋で炊く方法

黒豆・・・・お米のカップに半分

お水・・・・お米のカップ2.5~3杯ぐらい

甜菜糖・・・黒豆との半量~同じ分量

メープルシロップ・・・お好みで加減します

お塩・・・・ひとつまみ


《作り方》

〈下ごしらえ〉

・黒豆は洗って、お水に30分くらい浸けておきます。

①圧力鍋に黒豆とお水を入れて軽く蓋をして弱火で沸騰するまでふっくらさせるように煮ます。

②フツフツしてきたら圧力をかけます。

③圧力がかかったら弱火にして25分炊きます。

④数秒強火にしてから火を止めます。

⑤濡れ布巾の乗せて圧力を抜きます。

⑥黒豆を他の鍋に移して、煮汁をかぶる程度入れます。

⑦甜菜糖を入れて煮ます。

⑧火を止めて冷まします。

④煮汁の味をみてお好みでメープルシロップを入れてさらに煮ます。

⑤お塩ひとつまみ入れて甘味を引き立てます。

⑥火を止めて冷まします。

・冷ます時は、鍋ごと氷水に入れるとより早く冷めます。

・圧力鍋でないお鍋では黒豆を半日~1日お水に浸けて置いて、ふっくら大きくなった黒豆を鍋でコトコト差し水しながら煮ます。

・煮たものは、冷める時に味が入るので、煮えて味付けしたら冷ますのがコツです。

・昔ながらの煮豆を煮る方法はとろ火で何時間も煮たものなので日保ちしましたが、現代は暖房などで環境も変わっています。

・黒豆は冷蔵庫で保管して早めに食べきりましょう。

・黒豆を炊いた残りの煮汁は捨てないで白砂糖とクエン酸、ストロベリーエッセンスを入れて美味しい黒豆のジュースが作れます。

白砂糖無しで甜菜糖でも出来ますが、色と味は少し飲みにくくなります。

・今回は圧力鍋を使いましたが、炊飯器で簡単な方法もあります。

・黒豆はつやつやが縁起の良いものとされる地域もあればシワがよった方が長寿に繋がり縁起が良いとされる地域があります。

・はじめての黒豆はつやつやもシワシワも出来たものをいただきましょう。

・つやつやもシワシワもどちらも縁起の良いものなので大丈夫です。


《紅白蓮根》

《材料》

蓮根・・・・5~7センチぐらい

〈A・紅色〉

赤梅酢・・・・・大さじ3

甜菜糖・・・・・小さじ2

〈B・白色〉

米酢・・・・・・・・大さじ2

甜菜糖・・・・・・・大さじ3~5

メープルシロップ・・小さじ1~2

お塩・・・・・・・・少々

《作り方》

①Aの調味料をボールで混ぜ合わせて紅色のつけ汁を作ってバットに入れておきます。

②Bの調味料を小鍋に入れて甜菜糖を煮とかして、白色のつけ汁を作ってバットに入れておきます。

③蓮根を10枚スライスします。

④お湯を沸かして、蓮根の生っぽい匂いが無くなるまで茹でます。

⑤熱々のうちに5枚ずつバットを入れて漬け込みます。

⑥冷ましながら、時々上下返しながら、色と味を付けていきます。


・酸味の強い紅色と甘味の強い白色で違う味を楽しめるのが飽きない工夫です。

・食べる人の好みで調味料を加減してもかまいません。


【高野豆腐の煮物】

《材料》

高野豆腐・・・・・2~3枚

お出汁・・・・・・適量

みりん・・・・・・大さじ2~3

ターメリック・・・茶さじ1ぐらい

お塩・・・・・・・ひとつまみ

《作り方》

〈下ごしらえ〉

・高野豆腐をお出汁で戻します。

・盛り付けやすい大きさに切ります。

①お鍋にみりんを入れてターメリックを溶かします。

②手の平で上下を挟んで軽く絞った高野豆腐を入れてターメリックを中心まで含ませます。

③お塩を降って色を鮮やかにしたら、弱めの火加減で煮ます。

④ほんのり色が付いたら出来上がりです。


《はじめてのおせち作り今回の挑戦者くみさん》
・楽しく調理の後は、、、
 長女さんの子供の頃のお弁当作りを思い出して、とても上手に詰める事の出来たくみさんでした。

おせちについて、お話ししましたよ。


〈はじめてのおせち作りのコツ〉

最近は、プロの高級なおせちを良くみかけます。

そんなおせちを見て、難しそう!とても作れそうにない!と感じている方も少なくないようです。

おせちは本来家庭料理です。

地域ごと、家庭ごとに違って良いのです。

はじめてのおせち作りは高価な大きな重箱よりも、100均でも良いので小さめの重箱がおすすめです。

縁起の良いとされる奇数詰める事、沢山作れなくても1品でも良いし、2品作ってみかんやリンゴを切って入れて3品にしても良いです。

お正月の飾りを使っても華やかな気分が楽しめます。

2019年のお正月は1品だけでも手作りしてみましょう。


《おせちとは》

お正月だけでなく季節毎に節句がありおせちくと呼ばれていました。

神様に食べ物をお供えしてそれを下げていただく食事、会食をなおらいと言っていました。

おせちくがおせちと呼ばれるようになりました。

お正月は、年神様をお迎えして神様と共に新年を迎える為の食事です。

片方は神様、片方は人が一緒にいただく為の両口箸を使います。

縁起の良い食べ物、例えば

・マメ、健康に繋がる黒豆

・豊作を祈って田作り

・子宝の数の子

・ヨロコブ、に繋がる昆布

・見通しの良い蓮根等々

その他にもいろんなお料理をおめでたい縁起の良い食べ物としていただきました。

また、元旦はいつも台所に立つ主婦が水仕事を控える為の日持ちの良いお料理の作りおきの意味もありました。

おばあちゃん達の時代は、1月中はお正月気分で「おめでとう」と挨拶しあい、お店もあまり開店してなかったらしく、本当に作りおきが必要だったそうです‼(地域により違うかもしれませんが)

昔は晴れの日のご馳走だった縁起の良いおせちですが、現代ではお正月のヘルシーなお惣菜や伝統食として楽しむのも良いと思います。