マスク着用時の話し方のポイント(接客接遇、教師講師など人前で話す仕事) | マナー講師・話し方講師 ブログ

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好印象を与える接客マナー、人と接するときや人前で話すときのポイントをお伝えします

マスクをしているときの声の出し方のポイント

これからしばらくの間は「ウィズコロナ」と表現されるように、コロナの感染対策をしながら暮らしてくことになりそうですね。

新しい生活様式(英語ではニュースタンダードと言うようです)に慣ていく必要があるのかもしれません。


接客接遇時だけでなく、仕事で人前で話すときに、必ずマスクを着用するということは、今後ニュースタンダードとして定着していきそうですね。

ただ残念ながら、マスクしているときは、声が聞こえにくいです。

声が聞こえにくいうえに、口元が隠れているので口の動きから何を言っているのか察することも出来ず、本当に厄介です。


新型コロナウイルスが流行する以前のマスクを着用していなかったときと全く同じ話し方をしていてはNGです。

マスクをしているから声が伝わりにくいということを念頭に、工夫して声を出す必要があります。


マスク着用中の話し方★5つのポイント

1.相手を見て
口元が隠れているため、別の方を向いたり何か作業をしながら話すと伝わりません
話始めるときは必ず相手を見て、「お客様」や「〇〇さま」とお相手の名前を呼びかけて話すのもおススメです

2.少し高めの声で
マスクをしているときはいつもより高めのトーンで話した方が伝わりやすいです

3.少し大きめの声で
マスクをしているうえに相手との間にビニールシートやアクリル板がある場合は特にいつもより大きめの声を心がけましょう

4.少しだけゆっくり
早口で話すとさらに伝わりにくくなります。いつもよりゆっくりハッキリ話しましょう

5.わかりやすい言葉をチョイスして
難しい単語や英語、省略語等は使用せずに、誰もが知っている日本語を選びましょう



「えっ?なに?」と、よく聞き返される人は特に意識してトライしてもらえると嬉しいです。

そして、いつもより喉に負担がかかるので喉のケアも忘れずに!
私は、仕事で外に出ているとき必ずのど飴がバッグに入っていますし、家では毎日ハチミツをなめています。


本日ご紹介したマスク着用時の話し方の5つのポイントは、
接客接遇や仕事で人前で話すときだけでなく、お客さん、利用者さん、受講生や生徒側になったときも意識してもらいたい点です。
双方マスクをしているので、話が伝わりにくいのはお互いさま。

相手に伝わりやすい声や言葉で話すということは、誠実さ・優しさです。
こんな時だからこそ、お互いに思いやる気持ちを持って接したいものですね。