PCの時計表示は、4時40分。
窓外を覗くと、暗闇の中、
ぼた雪らしきが降っている。
(路面の雪)
(注:6:10 a.m.撮影)
今朝は、先日の日経朝刊文化面に
掲載された「上毛かるた」に関する
記事について。
筆者のふるさと絡みなので、
記事にしてみた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
著者は、渡辺 俊さん(自営業)
という方。
ご存じない方が多いと思うが、
「上毛かるた」とは、わがふるさと
群馬県の自然、歴史、人物、産業等を
採り上げた「郷土かるた」のこと。
主に子供たちが正月などに
家族や友達と遊んだ(ようだ)。
大会もあるらしい。
渡辺さんは、本記事によると、
大人対象の「上毛かるた」の
全国大会の場がなかったので、
ご自身のブログにて声を上げたところ、
すぐに賛同者が出て、2013年の
第1回開催に漕ぎ付けたようだ。
以来、毎年開催しておられて、
昨年は高崎市の少林山達磨寺にて
開催したとのこと。
なお、大会ルールは、渡辺さんによると、
3人1組の団体戦で、44枚の
札(ふだ)を取り合うというものらしい。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本記事では、下記のとおり、
札の具体例が4つほど引用
されていた。
〇 く 草津よいとこ薬の温泉
〇 ほ 誇る文豪田山花袋
● つ 鶴舞う形の群馬県
〇 ち 力あわせる二百万(⇒百九十万)
上掲の札のうち、筆者の記憶にあるのは、
僅かに●のみ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
筆者は子供の頃、「上毛かるた」の
存在は耳にはしたことはあったものの、
いじったり遊んだりしたという
記憶がない。
実家には、トランプや花札、
将棋の駒と盤、碁石と碁盤はあったが、
上毛かるたはなかったようだ。
本記事をまとめるため、
この他にどんな札があるのか
ググってみた。
” King of JMK ”というサイトに当たった。
(一社)KING OF JMK のサイトだ。
代表理事 渡邉 俊とある。
本記事著者の渡辺さんのことだろう。
そのサイトには、「上毛かるた」の
全44札が載っていた。
例として北毛(利根沼田地方限定)関連の
札をあいうえお順に挙げると、
〇 せ 仙境尾瀬沼花の原
〇 た 滝は吹割 片品渓谷
〇 て 天下の義人 茂左衛門
〇 ぬ 沼田城下の塩原太助
〇 み 水上、谷川 スキーと登山
〇 る ループで名高い清水トンネル
これら名所、事績等は勿論承知しているが、
札としては馴染みがないものばかり。
そこで思った。
「上毛かるた」は、もしかすると、
綾戸のトンネル(注)以北では
盛んでなかったのか。
(注:「綾戸のトンネル」とは、
赤城山と子持山の二つの稜線に
挟まれた利根川の綾戸渓谷に
あるトンネル。渋川市上白井に
所在。沼田市との市境近くに
あり、利根沼田地方を群馬県の
南部地方から隔てる難所。)
それはともかくとして、
一つの札しか知らない筆者は、
群馬県出身者としては、「常識」知らずの
不届き者に相違ない。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
最後に、疑問がひとつ。
それは、日経がなぜこの時期に
「上毛かるた」を採り上げたのか、
ということ。
記事ネタに困ったあげくかもしれない。
同病相憐れむの感がした。
<以上>
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(鶴舞う形)
舞ふ鶴の札は秋らし水温む
詠み人:樺風