「大人も本気? 上毛かるた」(日経2024.02.27朝刊)を読んで | 松原湖高原☆風だより

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松原湖高原(八ヶ岳・東麓)からお送りする
四季折々の朝風

PCの時計表示は、4時40分。

 

窓外を覗くと、暗闇の中、

 

ぼた雪らしきが降っている。

 

 

(路面の雪)

     (注:6:10 a.m.撮影)

 

今朝は、先日の日経朝刊文化面に

 

掲載された「上毛かるた」に関する

 

記事について。

 

筆者のふるさと絡みなので、

 

記事にしてみた。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

著者は、渡辺 俊さん(自営業)

 

という方。

 

ご存じない方が多いと思うが、

 

「上毛かるた」とは、わがふるさと

 

群馬県の自然、歴史、人物、産業等を

 

採り上げた「郷土かるた」のこと。


主に子供たちが正月などに

 

家族や友達と遊んだ(ようだ)。

 

大会もあるらしい。

 

 

渡辺さんは、本記事によると、

 

大人対象の「上毛かるた」の

 

全国大会の場がなかったので、

 

ご自身のブログにて声を上げたところ、

 

すぐに賛同者が出て、2013年の

 

第1回開催に漕ぎ付けたようだ。

 

以来、毎年開催しておられて、

 

昨年は高崎市の少林山達磨寺にて

 

開催したとのこと。

 

なお、大会ルールは、渡辺さんによると、

 

3人1組の団体戦で、44枚の

 

札(ふだ)を取り合うというものらしい。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

本記事では、下記のとおり、

 

札の具体例が4つほど引用

 

されていた。

 

〇 く 草津よいとこ薬の温泉

〇 ほ 誇る文豪田山花袋

● つ 鶴舞う形の群馬県

〇 ち 力あわせる二百万(⇒百九十万)

 

上掲の札のうち、筆者の記憶にあるのは、

 

僅かに●のみ。


 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

筆者は子供の頃、「上毛かるた」の

 

存在は耳にはしたことはあったものの、

 

いじったり遊んだりしたという

 

記憶がない。

 

実家には、トランプや花札、

 

将棋の駒と盤、碁石と碁盤はあったが、

 

上毛かるたはなかったようだ。

 

 

本記事をまとめるため、

 

この他にどんな札があるのか

 

ググってみた。

 

” King of JMK ”というサイトに当たった。

 

(一社)KING OF JMK のサイトだ。

 

代表理事  渡邉 俊とある。

 

本記事著者の渡辺さんのことだろう。

 

そのサイトには、「上毛かるた」の

 

全44札が載っていた。

 

例として北毛(利根沼田地方限定)関連の

 

札をあいうえお順に挙げると、

 

 〇 せ 仙境尾瀬沼花の原

 〇 た 滝は吹割 片品渓谷

 〇 て 天下の義人 茂左衛門

 〇 ぬ 沼田城下の塩原太助

 〇 み 水上、谷川 スキーと登山

 〇 る ループで名高い清水トンネル

 

 

これら名所、事績等は勿論承知しているが、

 

札としては馴染みがないものばかり。

 

そこで思った。

 

 「上毛かるた」は、もしかすると、

 綾戸のトンネル(注)以北では

 盛んでなかったのか。

 

  (注:「綾戸のトンネル」とは、

   赤城山と子持山の二つの稜線に

   挟まれた利根川の綾戸渓谷に

   あるトンネル。渋川市上白井に

   所在。沼田市との市境近くに

   あり、利根沼田地方を群馬県の

   南部地方から隔てる難所。)

 

それはともかくとして、

 

一つの札しか知らない筆者は、

 

群馬県出身者としては、「常識」知らずの

 

不届き者に相違ない。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

最後に、疑問がひとつ。

 

それは、日経がなぜこの時期に

 

「上毛かるた」を採り上げたのか、

 

ということ。

 

記事ネタに困ったあげくかもしれない。

 

同病相憐れむの感がした。

 

 

 

            <以上>

 

 


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(鶴舞う形)

 

舞ふ鶴の札は秋らし水温む

 

           詠み人:樺風