「永遠の都 ローマ展」を見て | 松原湖高原☆風だより

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松原湖高原(八ヶ岳・東麓)からお送りする
四季折々の朝風

今朝は、昨日訪れた表題の

 

美術展について。

 

 

渋谷で理髪を済ませてから上野に向かった。

 

会場は、東京都美術館。

 

65歳以上は1,500円なので、

 

足を運びやすい。

 

 

上着を着用して出たが、汗ばむほど。

 

 (注:調べたところ、最高気温は、

   24.9℃だった。)

 

上野駅を出ると、平日ながら

 

人出は多かった。

 

外国の方の姿も多くみられた。

 

 

(上野公園にて・都美術館方向)

 

 

(美術館の壁面ポスター)

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

入場は、12時20分ごろ。

 

退場が14時少し前だったので、

 

約1時間半の滞在だった。

 

(チラシの表紙)

 

 

(同、見開き)

 

 

 

西洋美術館の「キュビスム展」などに

 

流れたのだろうか、観客はそう

 

多くなかった。

 

結果、ゆっくりと見ることが

 

できたので、ありがたかった。

 

なお、場内は撮影禁止。

 

 

★ 第Ⅰ章関係

 

出迎えは、『カピトリーノの牝狼』(複製)。

上掲の壁面ポスターの画像だが、

複製とはちょっと残念。

この作品の写真は、中学だか高校だかの

世界史教科書に載っていたと記憶。

 

金貨、銀貨、銅貨に惹かれた。

実物とその拡大写真が並んでいた。

実物はとても小さいので、

何が刻印されているか、

目を凝らしても分からなかった。

 

★ 第Ⅱ章関係

 

この章は、とりわけ肖像が多かった。

カエサル、アウグストゥスを初め

皇帝らの肖像、リヴィア、マティディア

などの女性たちの肖像など。

 

目玉は、勿論、カピトリーヌのヴィーナスと

コンスタンティヌス帝の巨像の

頭部/左手/左足(ともに複製)。

 

ヴィーナスは、専用の部屋に展示されていた。

 

(カピトリーノのヴィーナス)

 

       (公式サイトより)

 

このヴィーナスは、前面から見るのを

強くお勧めする。

部屋の入り口に向かって立っている。

女性らしい、ふくよか、かつ優美な姿。

はじらう様子が好ましい。

2度ぐるっとその周りを回った。

だが、背後、特に引き締まった尻は、

色気を感じさせなかった。

 

次に、コンスタンティヌスの左足。

巨像は高さ8メートルほどと

推定されているようだが、

確かにでかかった。

 

  

           (同上)

 

★ 第Ⅲ章関係

 

(省略)

 

★ 第Ⅳ章関係

 

ピエトロ・ダ・コルトーナ作の

『教皇ウルバヌス8世の肖像』は、

衣装のち密な描写、その質感など、

とても素晴らしく感じた。

 

★ 第Ⅴ章関係

 

この章の目玉は『トラヤヌス帝記念柱』か。

30分の1の縮尺模型の展示があったが、

描かれている場面は皆目不明。

塩野七生氏の『ローマ人の物語』の

何巻だったかに記述があった筈だが、

すっかり頭から飛んでいる。

なお、『モエシアの艦隊』(複製)と、

『デケバルスの自殺』(複製)の2作品は

撮影可だった。

 

(モエシアの艦隊)

 

 

(デケバルスの自殺)

 

 

 

以下、割愛する。

 

 

退場後の売店で、珍しく土産を買った。

 

ヴィーナスの肢体に惚れて、だ。

 

(ケース)

 

 

(チョコレート)

 

        

 

 

             <以上>

 

 

<参考①>

 

『永遠の都 ローマ展』の概要

 

★ 会期 開催中。12/10(日)まで。

★ 会場 東京都美術館(上野公園)

★ 開室時間 9:30~17:30(金曜は

    ~20:00)

★ 観覧料

  一般           2,200

  大学生・専門学校生      1,300

  65歳以上          1,500

   高校生以下           無料

★ その他

  土日・祝日のみ日時指定制。

★ 見どころ

 01 永遠の都、二千年の美をめぐる

 02 必見、カピトリーノ美術館のコレクション

 03 頭部だけで約1.8メートル!

  迫力の巨大彫刻  

 04 門外不出の傑作《カピトリーノの

  ヴィーナス》、奇跡の初来日!

 

<参考②>

 

展示の構成

 

Ⅰ ローマ建国神話の創造

 『カピトリーナの牝狼』(複製)、古代ローマ

 時代の金貨、銀貨、銅貨など、13作品

 

Ⅱ 古代ローマ帝国の栄光

 『ガイウス・ユリウス・カエサルの肖像』、

 『アウグストゥスの肖像』、『カピトリーヌの

 ヴィーナス』、『コンスタンティヌス帝の

 巨像の頭部』(複製)、『同左手』(複製)、

 『同左足』(複製)など、16作品(注)

 

Ⅲ 美術館の誕生からミケランジェロ

  による広場構想

 エティエンヌ・デュペラック作『カンピドリオ

 広場の眺め』など、12作品

 

Ⅳ 絵画館コレクション

 ピエトロ・ダ・コルトーナ作『教皇ウルバヌス

 8世の肖像』など、13作品

 

Ⅴ 芸術の都ローマへの憧れ

  ー空想と現実のあわい

 ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ作

 『トラヤヌス記念柱の正面前景』、

 『モエシアの艦隊』(トラヤヌス帝記念柱

 からの石膏複製)など、13作品

 

特集展示 カピトリーノ美術館と日本

 8作品。

 

 

 

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薄紅に葉は染まり初むヴィーナスの湯あがり時の肌のごとしも

 

               詠み人:樺風