今朝は、一昨日(28日(土))の午後に
開催された第125回N響オーチャード定期
の模様について。
(注:通常翌朝に記事をアップするのだが、
疲れてしまって今朝になった。)
今回は、2023~24シリーズ
の最初の演奏会。
東横シリーズ 渋谷⇔横浜
<ブラームス・チクルス>
と銘打つ。
会場は、横浜みなとみらいホール。
ここでの開催は前回にひきつづいて
2度目。
(注:今シリーズは、横浜みなとみらい
ホールと渋谷のオーチャードホールの
2会場を使って開催される。
オーチャードホールに隣接している
東急本店跡地の再開発事業に
伴うもの。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
指揮は、お馴染み尾高忠明氏、
前回に引き続いての登場だ。
(注:当初予定はヘルベルト・
ブロムシュテット氏だったが、残念ながら
体調不良により来日見合わせとなった。
そして、尾髙氏がピンチヒッターとして
登場。)
ピアノは、レイフ・オヴェ・アンスネス。
演奏曲目は、
★ ベートーヴェンのピアノ協奏曲
第5番 「皇帝」、
★ ブラームスの交響曲第3番
の2曲。
(プログラム(表紙))
(同・表紙を開いたところ)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
いつものとおり、14時半開場。
ロビー(ホワイエ)にて待つこと数分、
ホールの扉が開いた。
(開場直後の様子)
★ 開演前のプレトーク
今回のナビゲーターは、音楽評論家の
舩木篤也氏だった。
(注:プログラムによると、19世紀
ドイツ音楽を中心に、読売新聞で
演奏評、NHK-FMで音楽番組の解説を
担当などされている由。)
ゲストは、首席チェロ奏者の藤森亮一氏。
檀ふみさんがナビゲーターの時は
ゲストの来歴等を踏まえた
「旅行案内」的トークが多かったが、
今回は、音楽評論家らしく、
トーク(質疑)内容の殆んどが
演奏曲目に関するものだった。
なお、専門的なことに及んでいたこと、
マイクの音量の加減、席に向かう観客の
足音等により、若干聴き取りにくかった。
★ 本番
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲「皇帝」
ベートーヴェンの5つのピアノ
コンチェルトの中では、最も有名。
筆者も一番多く聴いている。
下記の略歴中、N.Y.Timesの評に
あるように、かなりの力強さを感じた。
弱音から強音、ゆっくりから快速まで、
音の粒立ちは終始はっきりしていた。
● アンコール曲
グリーグ:抒情小曲集 第5番 作品54-2から
第2曲 ノルウェーの農民行進曲
中間部(?)、怒涛のような力強さ。
これほどの強奏を聴いたのは初めてのこと。
度肝を抜かれた。
● ブラームス:交響曲第3番
ブラームスの交響曲は、1番と
4番に馴染んでいる。
3番の1楽章~2楽章は、記憶に
残っていなかったが、
3楽章に入るや、何度となく
繰り返される例の旋律。
時あたかも晩秋。
甘く、かつ悲しみを帯びた
メランコリックなメロディに
酔いしれた。
(終演後のカーテンコールの様子)
演奏会の模様は、以上。
なお、次回は、1月8日(月・祝)Bunkamura
オーチャードホールにて。
出演者は、
指揮:準・メルクル、
ソプラノ:森野美咲。
曲目は、新年らしく、
J.シュトラウスⅡ ワルツ「春の声」、
ブラームス 交響曲第1番など。
<以上>
<参考①>
演奏会の概要は、以下のとおりだった。
★ 会場 横浜・みなとみらいホール
★ 出演者
●指揮:尾高忠明
●ピアノ:レイフ・オヴェ・アンスネス
●コンサートマスター:西村尚也
(以上、敬称略)
★ 演奏曲目
●ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番
変ホ長調 作品73「皇帝」
(休憩)
●ブラームス 交響曲第3番 ヘ長調
作品90
<参考②>
主要出演者の略歴について。
★ 指揮 尾高忠明
(今更なので割愛。)
★ レイフ・オヴェ・アンスネス
1970年、ノルウェーのカルメイ生まれ。
ベルゲン音楽院で学んだ。
「威厳ある優美さ、力強さ、洞察力を有する
ピアニスト」(N.Y.Times)、「同世代で
最も才能のある音楽家の一人」(WSJ)
と評される。
2023/2024シーズンは、N響、N.Y.Phil、
ベルギー国立管、LSO、パリ管、
フィラデルフィア管などと共演。
(以上、プログラムより抜粋。)
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(横浜ランドマークプラザにて)
飽きもせず腹ごしらへは牛タン店演奏会時も美術展時も
詠み人:樺風
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