囲碁「第78期本因坊戦第6局」を見て | 松原湖高原☆風だより

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今朝は、一昨日と昨日の2日間に亘って

 

行われた本因坊戦第6局(2日目)の

 

模様について。

 

井山裕太本因坊に一力遼棋聖が

 

挑戦している注目のシリーズだ。

 

5局を終わって本因坊は2勝3敗、

 

カド番で迎えた第6局だ。

 

(注:挑戦者一力棋聖の先番(黒)。)

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

初日は、AIによれば、ほぼ互角で

 

進行したようだ。

 

本因坊は、右辺を大きく取り込み、

 

挑戦者は、上辺を確保。

 

 

(初日最終図)

    (「日本棋院囲碁チャンネル」

  より)

 

 

2日目も、せいぜい半目程度の

 

差が出るかどうかの互角で推移。

 

終盤近く、下辺で劫(こう)争いが発生、

 

黒は劫に勝ち、白は上辺に食い込んだ。

 

あとは、例によって、本因坊の

 

中央の大石が生きるか死ぬかの

 

シノギ勝負になった。

 

結果は、本因坊が読み切っていたのか、

 

棋聖が時間に追われたせいか、

 

当該大石が無事に生還を果たし、

 

中押し勝ちにて決着が付いた。

 

まさに手に汗握る熱戦だった。

 

 

本因坊は、本局の勝利により

 

タイに戻した。

 

 

(終局図)

  (「日本棋院囲碁チャンネル」

   より)

 

 

最終戦第7局は、7月19日(水)、

 

20日(木)に三重県鳥羽市の

 

戸田家にて。

 

 

昨年3月に、今回と同じ対局者、

 

井山棋聖(当時)と挑戦者一力九段(当時)

 

とで行われた第46期棋聖戦においては、

 

同じく3勝3敗タイで迎えた最終局、

 

一力九段が黒番中押し勝ちし、

 

棋聖位獲得となったが、

 

今回は果たしてどうなるか、

 

囲碁ファンとしては絶対に

 

見逃せない一局だ。
 

 

 

             <以上>

 

 

 

<参考>

 

第6局までの対戦結果

 

★ 第1局 挑戦者一力棋聖

      白番中押し勝ち

★ 第2局 挑戦者一力棋聖

      黒番中押し勝ち

★ 第3局 本因坊文裕

      黒番中押し勝ち

★ 第4局 挑戦者一力九段

      黒番半目勝ち

★ 第5局 本因坊文裕

      黒番中押し勝ち

★ 第6局 本因坊文裕

      白番中押し勝ち

 

 

 

 

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サンダルは死せり炎熱のベランダに

            

             詠み人:樺風

 

 

 

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