今朝は、UCカード会員誌『てんとう虫』
2023年3号から標題の記事を。
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本シリーズは、以前に述べたように、
コロナウイルスによる海外渡航制限が
始まって以来、以前に取材に訪れた
都市などの世界遺産を再編集して
再紹介しているもの。
そして、今号は、
「オーストリアの帝都、ウイーン郊外に佇む
壮大なシェーンブルン宮殿。
17世紀末、ハプスブルク家の夏の離宮として
建立。女帝マリア・テレジアの時代に
大規模な増改築工事が行われ、華やかな
宮廷文化が花開く舞台となった。」
1996年、世界遺産。
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本記事の構成は、以下のとおり。
★ 扉(見開き2ページ。)
宮廷建築家ニコラウス・パッカシの
設計になる壮大で豪華な大広間。
右ページ上は、天井画に描かれた
マリア・テレジア、同下は大広間の
全体像。左ページは、大広間の天井の
様子。
★ 王家の富と威信の象徴 離宮から
本格的な居城へ(見開き2ページ)
建築が始まったのは、17世紀末。
「パリのヴェルサイユ宮殿を凌ぐものを」
と計画されたが、相次ぐ戦争や
資金不足のためその案は叶わず、後に、
初の女系継承者として家督を継いだ
マリア・テレジアが大掛かりな改修に着手」
「外観は、重厚なバロック様式」、「内部は、
繊細かつ優美なロココ様式」とのこと。
右ページは「漆の間」、左は、「鏡の間」
など。
★ 美しい泉が湧き出づる園
権力を誇示する演出の妙(見開き2ページ)
「シェーンブルン」とは、美しい泉の意。
マクシミリアン2世の息子が狩の途中、
清冽な水が湧き出る泉を見つけたことから
名づけられたそうな。
右ページは、グロリエッテ(戦闘記念堂)
側から見下ろす宮殿の全貌、
左ページ上は宮殿側から見上げる
グロリエッテ、同下は並木道。
★ 栄華と苦渋の歴史を刻み眩しく
輝き続ける往年の夢
ナポレオンは、ウイーン占領時、この
宮殿に司令部を置き、居住したとのこと。
また、有名な1814年の「ウイーン会議」の
舞台ともなったとのこと。
ライトアップされた宮殿。
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筆者は、もう20年近く前のことだが、
シェーンブルン宮殿を訪れたことがある。
1時間半ほどだったか、宮殿内部や
庭園を見学した。
宮殿内部の様子の記憶はおぼろげだが、
庭園から見上げたグロリエッテだけは
今も記憶に鮮明に残っている。
そして夕食後に再度訪れ、
オランジェリー(ホール)での演奏会を楽しんだ。
もう一度ウイーンを訪れてみたいと思うが、
他にも行きたいところがいっぱい。
恐らく見果てぬ夢となろう。
<以上>
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「ウイーンの市内が広がるあの先に」ガイドはグロリエッテ指しつつ
詠み人:樺風
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