2022年6月に詠める Vol.1<基本>
ブログ記事に添えたものです。
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<<短歌>>
(立岩湖/加和志湖にて)
願はくはイワナかアマゴをもう一匹月末帰省の子の楽しみに
梅仕事さつと済ませて書斎へと慈しむ16年物を
(森麻季さんのエッセイを読んで)
梅雨入りの朝(あした)窓外しらじらと「Female Arias」を取り出して聴く
(イワナ大物)
鰓洗ひされたらバレると心得て緩急自在疲れるを待つ
撫でてやると草にごろんとされるまま隣家のミニチュアダックスフント
深酒してよろけて打つた脇腹の痛みを騙しにまたビール飲む
(「THE GREATS 美の巨匠たち展」を見て)
鑑賞を終えて出づれば蒸し暑し座れりやいいさと半島の店へ
梅雨晴れの露天の台湾フェスティバル待ちの長さに腰が「行こうよ!」
(梅仕事を終えて)
キッチンにチンとトースト焼ける音手づくり梅ジャム傷まぬうちに
(「ハルシュタット」を読んで)
実感すDPEの有難みデータのままなら何かの拍子に
(猛暑日のド■ールにて)
グラスから滴る結露半端なし紙ナプキンをまた取りにゆく
<<俳句>>
恐るべし初夏でも渋滞軽井沢
(FreenBekky)
笹百合の花のごとしもBekky、A
(ウクライナの人びとのために)
向日葵よ咲けよ戻れよ青き空
(門前)
捩花や上りぬ母子の口の端に
(梅仕事)
青梅のへたほじり終へ大欠伸
(ド■ールにて)
猛暑日や空席探しの客多し
<以上>
追記
「2022年6月に詠める Vol.2<「日々のお題」
その他>は、今日中に仕上げる予定。