「石原慎太郎夫妻『愛の俳句集』」(月刊 文藝春秋 2023.03)を読んで  | 松原湖高原☆風だより

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松原湖高原(八ヶ岳・東麓)からお送りする
四季折々の朝風

 

今朝は、月刊『文藝春秋』誌4月号
 
からの拾い読み、その2。
 
テーマは、昨年2月に亡くなった
 
石原慎太郎氏とその妻典子さんの
 
俳句集。
 
著者は、4男で画家の
 
延啓(のぶひろ)氏。
 
 
 
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 
 

記事によると、

 

慎太郎氏が詠まれた句は全部で

 

21句とのこと。

 

他方、妻の典子さんは長いこと、

 

ある句会に参加されていたそうで、

 

「1,500もの句」を詠んでおられた

 

とのこと。

 

句集は、父と母の一周忌に合わせて

 

現在準備中とのことだが、

 

慎太郎氏の句は21句すべてを、

 

典子さんの句は厳選した563句を

 

掲載することにしたそうな。

 

 

この一文では、慎太郎氏の句が

 

7句、典子さんの句が33句、

 

紹介されていた。

 

 

ここでは、筆者が気に入った句を

 

各1句ご紹介したい。

 

 

★ くれないのうつぎや遺跡の太柱

 

                慎太郎

 

  三内丸山遺跡を代表する6本の

  掘建柱を詠まれたようだ。

 

 

★ 銀鱈の甘味噌の香や酒選ぶ

 

                 典子

 

  西京焼きを詠まれたようだ。

  典子さんは、慎太郎氏の要望で、

  毎日夕食に十品から十五品のおかずを

  つくっておられたらしい。

  筆者も先日、帰省子に銀鱈の西京漬けを

  つくったばかりなので選んでみた。

 

 

 

                <以上>

 

 

 

   

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風なきに梅花の揺れてメジロかな            

 

            詠み人:樺風

 
 

 

 

 

 

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