今朝は、日経新聞の記事から。
それも女性棋士(囲碁)の活躍について。
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囲碁界では、将棋界と違って、
女性棋士が男性棋士に伍して
素晴らしい活躍を見せている。
本記事では、
★ 藤沢里菜女流本因坊(23)
★ 上野愛咲美女流棋聖(20)
★ 仲邑 菫二段(12)
の若手3棋士を紹介している。
藤沢さんは、女流本因坊の他に、
女流名人、女流立葵杯、扇興杯の
タイトルも保持。
「19年の天元戦では、(中略)本選で
女性として初の白星を挙げて16強に」、
「21年の十段戦では、若手男性棋士の
ホープ、一力遼九段を破って
本選トーナメントに進出。
本戦2回戦では孫喆(そんまこと)七段を破って
ベスト8に」。
なお、彼女は、藤澤一就九段のお嬢さんで、
故藤沢秀行名誉棋聖のお孫さんだ。
上野さんは、
「昨年の広島アルミ杯・
若鯉戦(注)で優勝し、女性史上初の
年間最多勝(54勝25敗)に輝いた。」
(注:30歳以下、7段以下の棋士が
争う棋戦。)
仲邑さんは、弱冠12歳の「最年少プロ」で、
「逸材」(藤沢女流本因坊)とのこと。
仲邑信也九段のお嬢さん。
記事によると、
「仲邑菫2段のために設けられた
『英才特別採用推薦棋士』は、
中国や韓国に対抗する若手プロを
若いころから育てる制度だ。」
とのこと。
なお、余談だが、
囲碁界は、親子とも棋士、
兄弟姉妹が棋士という例が
少なくない。
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かように囲碁界では、女性棋士の
活躍が目覚ましい。
一方、将棋界では、一般の「棋士」と
「女流棋士」の二つの制度があるが、
女性で一般の「棋士」になった人はいない。
筆者は将棋は打たないのだが、
囲碁と将棋とで女性棋士の
活躍の度合いが格段に違う理由は
何処にあるのか、常々疑問に
思っている。
<以上>
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節分や緩手たちまち敗局に
詠み人:樺風