上野千鶴子氏のエッセイ「八ヶ岳南麓から 」(『てんとう虫3月号』)を読んで | 松原湖高原☆風だより

松原湖高原☆風だより

松原湖高原(八ヶ岳・東麓)からお送りする
四季折々の朝風

今朝は、UCカード会員誌『てんとう虫』の

 

最新号から、上野さんの連載エッセイを

 

採り上げる。

 

先ほど3時に起き出して、

 

書き始めたので、いわば、殴り書き。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

今回は、その第7回にして、

 

テーマは、「冷房と暖房」だ。

 

 

 

 

 

氏は、エッセイの冒頭、

家は夏を以て旨とすべし、

 

冬はいかようにても過ぐべし

という文を置き、続けて、

 

「これは古来、日本の住宅建築の

 

訓(おし)えである。」

 

云々と記した。

 

これは、実は、吉田兼好(1283?~1352?)の

 

『徒然草』第55段に出てくる言葉。

 

筆者の半世紀以上前の

 

大学受験勉強中のおぼろげな記憶によると、

 

兼好の念頭には、京都の蒸し暑い夏が

 

あった(筈)。

 

彼は、勿論、極寒の北海道・東北を

 

知らず、今日のエアコンの存在も

 

知らなかった。

 

それゆえ、<冬を旨とすべき地方>

 

があることも、「高気密」や

 

「高断熱」についての知識も

 

なかった筈。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

氏は、そのあと、八ヶ岳の気象に転ずる。

 

まずは、冷房について。

 

「八ヶ岳の南麓は標高1000メートルを

 

越えれば暑さ知らず。」だが(注)、

 

「数年前から夏場の気温が30度を超す日が

 

年に数日続くようになった。

 

音を上げてついにエアコンを

 

入れてもらった。」とのこと。

 

    (筆者注:「だが」を「だったが」にすべき?)

 

 

氏の八ヶ岳南麓の住居は、確か

 

標高1000mくらいのところ。

 

恐らく清里よりちょっと小淵沢寄りの

 

甲斐大泉辺りのはず。

 

標高は、甲斐大泉駅で1160mくらい。

 

更に小淵沢寄りの甲斐小泉駅では、

 

同1040mくらい。

 

氏がおっしゃるとおり、

 

標高1000m前後だと、近年は

 

冷房が欲しくなろう。

 

別の記事で触れたことがあるが、

 

子が小さいころ、南軽井沢の

 

標高930m付近に1泊して

 

その暑さに辟易したことがあった。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

次に、暖房について。

 

氏は、概略、次のように記す。

 

 

思案の末、建てたのは、

 

ツーバイフォーの輸入住宅。

 

断熱材と二重窓、吹き抜けのリビング、

 

吹き抜けの壁の上部には

 

採光のための窓。

 

それと、薪ストーブ。

 

ただ、薪ストーブは扱いが面倒なので、

 

全室にFF式温風ヒーターも付けた

 

とのこと。

 

 

翻って、筆者の松原湖高原の小屋は、

 

標高1250m付近。

 

氏の別荘よりも250mほど高い場所ゆえ、

 

温度差は2度ほど低いので、

 

エアコンが欲しいと思ったことはない。

 

断熱材、二重窓については、必須。

 

リビングの吹き抜けと採光窓については、

 

氏と全く同様の有難みを感じている。

 

なお、薪ストーブは、管理の手間と

 

費用とを考えて断念した。

 

 

  (注:ゴシック体は、筆者の小屋にも

   あるもの。暖房は、温水暖房。

   薪ストーブは無し。)

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

記事を離れるが、今冬は異常に寒かった。

 

先週末、八ヶ岳入りをしたが、

 

給湯機が凍結故障していた。

 

なんと、今シーズン2度目。

 

1度目は、年末に発見(11月中旬の

 

水抜きの際に凍結したようだ)。

 

2度目は、正月2日の水抜きの際のこと。

 

いずれも室外機のある部品が壊れ、

 

浴槽へのお湯張り/追い炊きが

 

できなくなった。

 

1度目は、即修理したが、

 

2度目の今回は、修理せずに帰ってきた。

 

というのは、仮に修理をしても

 

そのあと水抜き帰京すると、

 

3度目の凍結故障の可能性があるから。

 

それゆえ、修理は、暖かくなったGWころを

 

考えている。

 

 (注:シャワーは使用可能ゆえ、

   シャワーを使った浴槽のお湯張りは

   できる。

   キッチンの給湯も可能。)

 

 

 

                  <以上>

 

 

 

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

 

 

 

 

三回目接種の妻の副反応意外や意外PPMだが

 

             詠み人:樺風

 



▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

 

関連記事 ⇒⇒

 

「ESSAY 八ヶ岳南麓から」(「てんとう虫」

2021.09)を読んで

 

小屋の光熱水費について


寒さ対策について