昨日は囲碁の名人戦の最終局
の2日目だった。
筆者は、午前9時からほぼ全日
書斎のPCに釘付け。
今朝は、このことについて。
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井山名人 vs. 挑戦者一力天元
の一局。
名人戦7番勝負の最終局だ。
前6局は3勝3敗の5分。
井山名人が勝てば名人位8期目、
挑戦者が勝てば初の名人位獲得
という大事な1戦。
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井山名人の先番(黒)。
本局は、序盤そうそう、
名人が優位に立ったようだ。
即ち、AIの評価では、
名人の勝率が80%台、
挑戦者のそれは10%台。
だが、この程度の差は、
わずか数目に過ぎず、
いつひっくり返っても
おかしくないとのこと。
だが、中盤の左辺での攻防でのこと、
名人は、挑戦者の打ったノゾキに応じずに
ぐずんで出た。
(注:YouTube より借用)
この手により、形勢は
一気に名人に傾いたようだ。
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その後は、名人が着実に地を稼ぎ、
右辺から上辺に伸びている
黒の大石が生きれば勝ち
という状況。
両者、秒読みにとなったが、
名人が凌ぎ切り、中押し勝ち。
これで、井山は名人位通算8期目。
3人目の名誉名人の称号まで、
あと2期となった。
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昼食休憩を挟み、2日目、
9時間半の長丁場。
筆者は、十分楽しませてもらったのだが、
2日制の碁は余程のマニアでないと
見続けるのは相当難しい。
日曜日放送のNHK杯戦(早碁)であっても、
ルールを知らない人には、
何が何だか、、、。
思うに、そろそろ、持ち時間(名人戦は
各8時間)の見直しをすべき
時機が来ているのだろうか。
<以上>
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軽忽なノゾキを悔やみ「記者クン」は天井見上げて眠れぬ夜を
詠み人:樺風