囲碁の名人戦最終局を見て | 松原湖高原☆風だより

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松原湖高原(八ヶ岳・東麓)からお送りする
四季折々の朝風

昨日は囲碁の名人戦の最終局

 

の2日目だった。

 

筆者は、午前9時からほぼ全日

 

書斎のPCに釘付け。

 

 

今朝は、このことについて。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 

 

井山名人 vs. 挑戦者一力天元

 

の一局。

 

名人戦7番勝負の最終局だ。

 

前6局は3勝3敗の5分。

 

井山名人が勝てば名人位8期目、

 

挑戦者が勝てば初の名人位獲得

 

という大事な1戦。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

井山名人の先番(黒)。

 

本局は、序盤そうそう、

 

名人が優位に立ったようだ。

 

即ち、AIの評価では、

 

名人の勝率が80%台、

 

挑戦者のそれは10%台。

 

だが、この程度の差は、

 

わずか数目に過ぎず、

 

いつひっくり返っても

 

おかしくないとのこと。

 

 

だが、中盤の左辺での攻防でのこと、

 

名人は、挑戦者の打ったノゾキに応じずに

 

ぐずんで出た。

 

 

       (注:YouTube より借用)

 

 

この手により、形勢は

 

一気に名人に傾いたようだ。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

その後は、名人が着実に地を稼ぎ、

 

右辺から上辺に伸びている

 

黒の大石が生きれば勝ち

 

という状況。

 

両者、秒読みにとなったが、

 

名人が凌ぎ切り、中押し勝ち。

 

 

これで、井山は名人位通算8期目。

 

3人目の名誉名人の称号まで、

 

あと2期となった。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

昼食休憩を挟み、2日目、

 

9時間半の長丁場。

 

筆者は、十分楽しませてもらったのだが、

 

2日制の碁は余程のマニアでないと

 

見続けるのは相当難しい。

 

日曜日放送のNHK杯戦(早碁)であっても、

 

ルールを知らない人には、

 

何が何だか、、、。

 

 

思うに、そろそろ、持ち時間(名人戦は

 

各8時間)の見直しをすべき

 

時機が来ているのだろうか。

 

 

 

                   <以上>

 


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軽忽なノゾキを悔やみ「記者クン」は天井見上げて眠れぬ夜を

 

                詠み人:樺風