「風景画のはじまり コローから印象派へ」展を見に行って | 松原湖高原☆風だより

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松原湖高原(八ヶ岳・東麓)からお送りする
四季折々の朝風

昨日、家内と表題の美術展に

 

行ってきた。

 

今朝は、その模様について。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

本美術展は、「ランス美術館コレクション」と

 

副題?が付いているとおり、

 

フランス北部の都市ランス(Reims)にある

 

ランス美術館の所蔵する選りすぐりの

 

名品を展示したもの。

 

同美術館は、「フランス国内では

 

ルーヴル美術館に次いでコロー作品を

 

多く所蔵するなど、19世紀の風景画が

 

充実しているとのこと。

 

同美術館は、今、4年をかけての

 

建て替え中で、その間を活用しての

 

貸し出し、だそうな。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「日時指定予約優先」とのことゆえ、

 

先月末に予約しておいた。

 

予約は11時。

 

余裕を持って自宅を出た。

 

 

(美術館入り口)

 

 

受付にて、予約済みのQRコードを

 

読み取ってもらって入場。

 

チケットの半券がないのは

 

ちょっと残念。

 

エレベーターで5階へ。

 

会場は、5階、4階、3階の

 

3フロアにより構成。

 

会期末に近いので、

 

お客さんが多いかと予想したが、

 

ほどほどの入りだった。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

最初の第1章は、風景画の

 

先駆者らの作品。

 

全体を通しての印象としては、

 

フランスの空は概して暗い。

 

木々も黒々として、明るい日差しに

 

映える姿が見受けられない。

 

もしかして、1世紀半の時の移ろいが、

 

作品を暗く変色させたのか、

 

と思うほど。

 

 

なお、コローの「イタリアのダンス」と

 

「湖畔の木々の下のふたりの姉妹」の

 

2作品が撮影可だった。

 

 

 


 

 

第2章の「バルビゾン派」の作品の中では、

 

ドービニーの作品がよいと思った。

 

ちなみに、彼は、モネも使ったアトリエ舟の創始者。

 

一方、アルピニーは、木々や葉などの描き方が、

 

写実から離れていると感じた。

 

 

第3章は、割愛。

 

 

第4章のブーダン。

 

彼は、モネを戸外制作に誘った人物。

 

その作品は、過日に見た

 

ターナーの絵に似ているような印象。

 

例えば、「ベルク、出航」。

 

 

第5章の「印象主義の展開」は、

 

モーフラの「日没の岩礁」とモネの

 

「ベリールの岩礁」がよかった。

 

 

 

 

<参考①> 「風景画のはじまり コローから

                 印象派へ」展

 

★ 会期

 開催中。9月12日(日)まで。

 

★ 会場

 SOMPO美術館

  (新宿区西新宿1-26-1)

 

★ 観覧料

 一般             1,500円

 大学生            1,100円

  高校生以下            無料

 身体障害者等(付き添い1名) 無料

 

 

<参考②> 出品リスト

 

★ 第1章 コローと19世紀風景画の

      先駆者たち

    

      21作品。ジャン=ヴィクトール・

      ベルタンなど数名の数作品と、

      コローの作品16点。

       

★ 第2章 バルビゾン派

 

      12作品。テオドール・ルソー、

      シャルル・ディアズ・ドービニー

      など。 

 

★ 第3章 画家=版画家の誕生

 

      26作品(クリシェ・ベールとエッチング)と

      若干の資料。

      コロー、ドービニーなどの作品。

      小品が殆んどだった。

 

★ 第4章 ウジェーヌ・ブーダン

 

      7作品。ノルマンディー地方の

      海岸風景が多かった。

 

★ 第5章 印象主義の展開

 

      12作品。ルノワール、シスレー、

      モネなど。

 

★ 収蔵品コーナー

 

      2作品。ゴーギャンの「アリスカンの

      並木路、アルル」と

      ゴッホの「ひまわり」

 

 

 

 

 

 

                     <以上>
 

 

 

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美術展出でてともかく座りたし

 

                  詠み人:樺風

 



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