昨日、家内と表題の美術展に
行ってきた。
今朝は、その模様について。
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本美術展は、「ランス美術館コレクション」と
副題?が付いているとおり、
フランス北部の都市ランス(Reims)にある
ランス美術館の所蔵する選りすぐりの
名品を展示したもの。
同美術館は、「フランス国内では
ルーヴル美術館に次いでコロー作品を
多く所蔵するなど、19世紀の風景画が
充実しているとのこと。
同美術館は、今、4年をかけての
建て替え中で、その間を活用しての
貸し出し、だそうな。
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「日時指定予約優先」とのことゆえ、
先月末に予約しておいた。
予約は11時。
余裕を持って自宅を出た。
(美術館入り口)
受付にて、予約済みのQRコードを
読み取ってもらって入場。
チケットの半券がないのは
ちょっと残念。
エレベーターで5階へ。
会場は、5階、4階、3階の
3フロアにより構成。
会期末に近いので、
お客さんが多いかと予想したが、
ほどほどの入りだった。
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最初の第1章は、風景画の
先駆者らの作品。
全体を通しての印象としては、
フランスの空は概して暗い。
木々も黒々として、明るい日差しに
映える姿が見受けられない。
もしかして、1世紀半の時の移ろいが、
作品を暗く変色させたのか、
と思うほど。
なお、コローの「イタリアのダンス」と
「湖畔の木々の下のふたりの姉妹」の
2作品が撮影可だった。
第2章の「バルビゾン派」の作品の中では、
ドービニーの作品がよいと思った。
ちなみに、彼は、モネも使ったアトリエ舟の創始者。
一方、アルピニーは、木々や葉などの描き方が、
写実から離れていると感じた。
第3章は、割愛。
第4章のブーダン。
彼は、モネを戸外制作に誘った人物。
その作品は、過日に見た
ターナーの絵に似ているような印象。
例えば、「ベルク、出航」。
第5章の「印象主義の展開」は、
モーフラの「日没の岩礁」とモネの
「ベリールの岩礁」がよかった。
<参考①> 「風景画のはじまり コローから
印象派へ」展
★ 会期
開催中。9月12日(日)まで。
★ 会場
SOMPO美術館
(新宿区西新宿1-26-1)
★ 観覧料
一般 1,500円
大学生 1,100円
高校生以下 無料
身体障害者等(付き添い1名) 無料
<参考②> 出品リスト
★ 第1章 コローと19世紀風景画の
先駆者たち
21作品。ジャン=ヴィクトール・
ベルタンなど数名の数作品と、
コローの作品16点。
★ 第2章 バルビゾン派
12作品。テオドール・ルソー、
シャルル・ディアズ・ドービニー
など。
★ 第3章 画家=版画家の誕生
26作品(クリシェ・ベールとエッチング)と
若干の資料。
コロー、ドービニーなどの作品。
小品が殆んどだった。
★ 第4章 ウジェーヌ・ブーダン
7作品。ノルマンディー地方の
海岸風景が多かった。
★ 第5章 印象主義の展開
12作品。ルノワール、シスレー、
モネなど。
★ 収蔵品コーナー
2作品。ゴーギャンの「アリスカンの
並木路、アルル」と
ゴッホの「ひまわり」
<以上>
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美術展出でてともかく座りたし
詠み人:樺風
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