大好きな砂田アトムさんが出演する映画『LOVE LIFE』が9月9日(金)より公開となった。
もうずいぶん前から楽しみにしていた映画である。
なにより、聴者の監督が撮る映画で、ろう者役をろう者が演るというのがとても嬉しい。
公開初日の9日に観に行くことができた。
場所は大阪ステーションシティシネマ。
駅から近く、観やすい劇場で良かったのだが。
残念ながらバリアフリーの字幕上映ではなく、スマホ字幕も利用不可。
わたしはきこえるので問題ないといえばないのではあるけれど、きこえない・きこえにくいひとにとって、やはり大きなバリア。
(大阪では大阪ステーションシティシネマとTOHOシネマズなんばの2館での上映で、TOHOシネマズなんばのほうではスマホ字幕が利用できるらしい。)
しかし、しかしである。
手話での会話の場面では、字幕がつくのである。
なぜ手話のときには、字幕がつくのか。
それは、手話がわからないひとのための情報保障である。
だったら、音声会話のときにも字幕を付けて欲しかった。
というのを、手話を学ぶようになって、わたしも考えはじめた。
さて、映画であるが、感動というか、感情がじわじわと侵食してきた。
わからないからこそわかり合いたいと願い、ひとつになれないからこそひとつになりたいと切に思い、けれどもやはり人はそれぞれ個々の存在で、、、。
うん。
自分の人生をも見つめなおす、いい映画でした。