ホルンのリサイタルを聴いてきましたー♪
Javier Bonet Horn Recital
~ハビエル・ボネ ホルンリサイタル~
2017年12月13日(水)ドルチェ・アーティスト・サロン
ハビエル・ボネさん、スペインのかただそうです。
眼光鋭いなかにも、チラホラおちゃめなところが垣間見えたりして、緊張感はあるものの、いい空気に包まれていました。
リサイタルが始まって、まずびっくりしました。
(えっ、ホルンって、こんなに生々しい音が出るんだ!)
全身を使って演奏され、楽器が身体の一部のように馴染んでいて、まるで口からホルンが生えているような印象。
音色も、音量も、さまざま!
大きく吼えるようなサウンド、甘く擦り寄るような音色、とろけるように優しいハイトーンのpp、男性の低音ボイスのようなロートーン、、、。
サウンドのキャラクターがコロコロ変わります。
もちろん技術も素晴らしく、それはナチュラルホルンの演奏でも顕著でした。
(使用されていたナチュラルホルン、師匠のヘルマン・バウマンさんから譲り受けたものだそうで、とっても大切にされていました。)
ハビエル・ボネさんの演奏を聴いていて、
あ、そうか、ホルンを吹いているんじゃなくて、
自分の中にある音楽を、ホルンを使って表現しているんだ!
というのを強く感じました。
それから、ピアノを担当された山本麻紀さん。
サウンドの懐が深く、とっても素晴らしかったです。
(山本麻紀さん、トロンボーン奏者で現在シアトル交響楽団の首席奏者の山本浩一郎さんのお姉さんだそうです。そういえば、目元がよく似てらっしゃるー♪)
CDが販売されていたので、購入!
しっかりサインもいただき、握手もしてもらいましたー♪
余談ではありますが、、、。
ついつい、何事に関しても、「○○って、こういうものだ」と決めつけてしまいがち。だって、そのほうがわかりやすいから。
けれども、いやいやなんのなんの。
知らないだけで、まだまだたくさんの可能性があるものなんだなあ、と。
無意識のうちに刷り込まれる「それが当たり前」「そういうもの」「むかしからこうだから」というのは、ある意味、呪いの言葉かもしれません。
そうやって決めつけた瞬間、ガチッと枠ができ、その枠から出られなくなります。
でもねぇ、その枠っていうのも、窮屈な反面、自分を守るためにもあったりするわけで、、、。
といったようなことを、このリサイタルからの帰り道、つらつら考えておりました。