(つづき)
「そうよ。だって過去には娘を養女に出した。そのことをとても後悔していたから、今回は絶対ふたりとも自分の手で育てるって決めていたんだもの」
先ほどJさんが視た過去世とは別の過去世のようです。
そのときもJさんは長女として生まれ、年の離れた次女が誕生した際、子どものいなかった母親の姉(Jさんにとって叔母)から懇願されて、次女を養女に出したのです。
しかし、その選択を深く後悔した母親は、再び姉妹の母として転生し、今度こそ自分の手で娘たちを育てるとういシナリオを作ってきたのでした。
すると、Jさんが驚いた顔で、
Jさん:今世でも同じことがあったんです! 私と妹は7歳違いなんですけど、妹が生まれたとき、子どものいなかった叔母が「養女にほしい」って言ってきたそうなんです。でも母は頑として拒否したって聞きました。
なるほど。
同じシチュエーションの中で、今度は別の選択をしたことによって、過去から持ち越した「後悔」の感情を書き換え、清算したのでしょう。
私:量子学的に考えると、(そもそも時空間は存在しないので)過去世という概念自体も成り立たなくなるんだけど、
私:それでも、こうやって「過去世と今世で同じ出来事が起きた」とか、「今世の口癖が過去世でもよく言っていた言葉と同じ」とか、あるいは「過去に銃で撃たれた場所や剣で刺された場所が、今世に痣として残っている」とか、
私:そうした事例を見るたびに、やっぱり過去世ってあるのかなって思わざるを得ない。
本当に不思議でしようがないです。
ただ、私の目的は「過去から持ち越している感情を解放し、人生の足枷を外すこと」
なので、過去世が実在するかどうか、どれほど鮮明に視えるか、といったことに過度なこだわりはありませんが。
私:そこを突き詰めたところで、所詮「答えのない世界」だし。
そう。3次元の視点から、5次元の領域の謎を完全に解き明かすことはできないのです。
さて、Jさんと別れ、駅に向かって歩き出すと、思わず足を止めるほどの美しい光景が目に入りました。
皇居の外堀沿いの木々に施された電飾…
その光が水面に鏡のように映り込み、キラキラと反射して、幻想的な世界が広がっています。
「わぁ、きれい!」
そう感じられるのも、肉体があって「感情」を体験できるからこそなんだよね~と思いつつ……
Jさんが「1day講座」にいらしたのは、ちょうど3年前の12月。
今年の3月にミラクルセラピー講座を始められ、ずっとZOOMでやり取りしていたので、お会いしたのは実に3年ぶりでした。
やっぱりZOOMと対面とでは、全然違います。
楽しかったな~![]()
それにしても…。
10月末に突然「さよなら、地球!」って私の中のエネルギーが宇宙へ還ってしまったので、「もしかして、もう過去世が視えなくなるのかな…?」と少し不安になっていたのですが……。
ちゃんと視えていて良かった! 笑


