(つづき)
実は妹さん、2週間前に癌の手術を受けたばかりなのです。
初期だったこともあり、手術はうまくいったそうです。
妹さんに関しては、講座中にもときどき相談を受けたことがありました。
Jさんは、自分の妹さんに対する気持ちと、妹さんの自分に対する気持ちにどこか温度差があるように感じていたようです。
たとえばあるイベントに妹さんを招待したときも、終了後、ほんの二言三言だけであっさり帰ってしまったと言います。
妹さんに意識を合わせてみると、Jさんはスタッフで忙しく走り回っていたため、迷惑にならないようにと気を遣ったように感じます。
そう伝えると、Jさんは「そうかなあ…?」と。
ところが、私と話した後、妹さんからLINEが来ていたそうです。
招待のお礼と、邪魔しないように帰ったことが書かれていたとのこと。
「マサコさんの言った通りでした、自分の思い過ごしだった」とJさん。
Jさん:そういえば2年前に大病したときも、妹が退院後の療養期間中、自分の家に来ればいいと言って面倒を看てくれて。あのときもすごく嬉しかった。
私:うんうん、妹さん、Jさんのことをすごく大事に思っているみたいですよ?
そんな話をしていた矢先に、この過去世が出てきたのです。
私:「あのときの母親なんだよ、今世では妹に転生しているの」と伝えたかったんでしょうね。
そういえば、少し前、生徒D氏の講座中にも同じようなことがありました。
講座で誘導中、潜在意識下に突然弟さんが表れ、「あのときの俺だよ、今世では兄弟できているんだよ」と言ったのです。
Jさん:母は私たち姉妹をとても可愛がってくれたんです。だから、こうして姉妹が仲良くしていることを一番喜んでいるのは、亡き母だと思います。
その瞬間、意識がJさんの母親とつながりました。
そして、私の口から出た驚きの言葉は……
(つづく)
