(つづき)
私:奥様の意識を感じてみましょう。そこはワンネスの世界なのでそれを感じることができます。
私:(奥様の魂に尋ねる)。これから下の世界に降りていって、あなたはどういう人生にしようとか、何をテーマにしようとか決めていますか?
奥様:過去に経験した「怖い感情」、傷ついた感情、恐怖の感情をきれいにしたい。
私:じゃあ、サポートのために教えてください。その「怖い感情」には、「人間だった時に感じたもの」以外のものもありますか?
私:たとえば暗い宇宙の中を飛んできたときとか。
びゅんびゅん、すごい勢いで星に近づいたとか、そういうのも入ってます?
奥様:あります。
私:人間界の星にワクワクしながら行く人もいるんですけど、どうしてあなたは「怖い」って思っちゃったのかな?
奥様:行きたくないのに、しょうがなく行ったから。
行けば辛い思いをするから、行きたくなかったのに。
人間界は楽じゃないです。
D氏:シナリオを書くときもだいぶ悩んだみたいです。
「書いてる途中で嫌になっちゃった」って。
私:過去に人間界で大変な思いをしたけど、それでも今回は 行こうと思ったんですよね?
奥様:行かなきゃいけないから。
私:今世ではD氏と出会って、助けてもらうというシナリオにしたんですよね?
奥様:そうじゃないと行かない。
私:その気持ち、すごくわかります。
この7か月間、D氏と私とで、奥様の過去の「怖い」感情を解放していますが、どうですか?
奥様: 少しずつ楽になってきている。
ここでこんなことを尋ねてみました。
私:今、中間世にいて、「これから下の世界へ行ったら手放そう」と思っている恐怖の感情をたくさん持っているんでしょう?
生まれていく前にそれを少し減らしておくことはできるの? たとえば「書き換え」を使ってとか。
D氏:「下の世界でくっついた感情は、下じゃないと取れない」と言ってます。
私:わかりました。じゃあ、「解放すべき過去の産物」は減らせなくても、「これを清算するために行かないといけない、嫌だなあ」と思っている、その気持ちの方を軽くしたいと思います。
私:ええっと、見えるのは「光の玉」です。それがスーッと奥様の胸に入ってぐるぐる回っています。
すると、奥様の意識が変わっていきます。
「下には行かないといけないけど、これで恐怖の感情が取れるなら楽しみ!」
そんな気持ちに切り替わっているのが伝わってきました。
すると、D氏が…
D氏:その前に…。中間世に来る前のときかな。
トンネルの中を歩いてたら、乗り物かなんかに引っ掛けられて、そこで死んじゃったんですって。
D氏:そしたらお母さんかな?が来て、「ひとりじゃ寂しいだろうから」と、お人形さんをその場所に置いたそうです。
D氏:妻が「お人形さんの中にもまだ(感情が)残ってる」と言ってます。
「お人形さんをきれいにしてほしい」って。
D氏:日本人形みたいな人形ですね。テレビの『あなたの知らない世界』に出てくるような。
髪がバサバサで、ちょっと怖い。
長い間トンネルに置かれているうちに埃とかで黒くなっちゃったのかな?
そのとき。
不思議なビジョンが視えました。
トンネルの入り口に、光の人型 が現れたのです。
女性のような姿をしています。
その光が猛スピードで走ってきて、「見つけた! このお人形さんね」と抱き上げ…
そのままワープして、中間世にいる彼女に「はいっ! このお人形さんも一緒にね」って渡したのです。
(この女性は私のようです)
その人形の魂が、さきほどの「光の玉」の中にすうっと吸い込まれ、光に統合されました。
そこまで視て「あっ!」と思ったのは……
私とD氏で奥様の解放ワークを続けているので、奥様にもさまざまな変化が起きています。
2か月ほど前には、突然「海に行きたい」と言ったそうです。
その話を聞いた瞬間、海の中から「光の玉」が出てきて、奥様のハートに入って行くヴィジョンが視えたのです。
おふたりは数日後に海へ行き、奥様は波打ち際を歩いたそうです。
私:びっくりしました。今、ここで見えている「光の玉」って、あのときの玉なんです!
潜在意識には時間も空間もありません。
もしかすると――今ここで見えている「玉」が、あのとき、すでに先に現れていたのかもしれません。
私:奥様が、今世で「恐怖の感情」を手放したあと、お花畑で楽しそうにお花を摘んでいるヴィジョンが視えます。
ああ、これでもう大丈夫かも!
(奥様の魂に聞いてみる)
私:どうですか? これから下の世界に降りていって、すべてを清算して、その先にはもうワクワクしかないっていう感じになりましたけど?
D氏:ニコニコ笑ってますね。嬉しそうです。
私:よかった! 他にやってほしいことはありますか?
D氏: 「これから降りていくトンネルをピカピカにして」って言ってます。「きれいなトンネルにして」って。
了解!
トンネルをピカピカのイメージにします。
これで書き換えは終了です。
D氏に補足説明をします。
(つづく)