(つづき)
私:っていうことは、今、メグミさんに起きていることは、単に「経験」をしているだけってことですよね?
ハル:そうですね。メグミさんは頭で考えて「こうかな」って理解するよりは、体験して納得するタイプみたいです。
だから、人の周波数そのものを自分が被ることで、一時的にその人の思考を体験している。
私:すごいことやってる!
ハル:はい。これ、メグミさんにしかできないみたいです。
メグミ:これって、何のため? 他の人の周波数を被ることによって、私がその人の感覚になるじゃないですか。
ハル:今来たメッセージでは、一つは「人の気持ちがわかる」。
これから違う時代に入っていくので、メグミさんが仕事をしていく上で、今までの価値観ではちょっとそぐわない部分が出てくる。だから、新しい価値観を持つために試着をしている。
単純に言えば、目の前のクライアントさんの話を聞きながら、
「この人は、こう思っているのかな?」とか「こんなふうに感じているのかな?」と推測するよりも、自分がその人になってみることで、相手の気持ちがそのままわかるわけです。
「人はこういうとき、こう感じるもの」と知識として覚えるのではなく、実際に体感しながら「感覚の引き出し」を増やしているような気がします。
ハル:それと、いろんな考え方が、「自分に合う、合わない」を試していくうちに、メグミさん自身の考え方がこれからの時代にマッチしたものに変わっていくかもしれない、と「上」が言っています。
ハル:その経験が、今後のセッションに生かされていく。
メグミさんの場合は意識しなくてもそれができちゃう人なので。
頭で考えて、次はこうしよう、ああしようってする必要はなくて。
ただ、流れに任せて進めばいいですよって。
ハル:ただ気をつけないといけないのは、クリアリングをすること、自分に戻るっていうのを忘れないようにって。
ハル:これから試着の頻度が増えるかもしれないけど、今までほどの衝撃はなくて、「 ふっとくる」みたいな感じにはなっていくようです。
メグミ:それって憑依とは違いますよね? 私の中では、人のエネルギーの一部が入ってるような感覚になるんですけど。ちょっと言動が変わったり、言ってることもいつもと違うみたいなんですよ。
ハル:憑依ではないです。
私:今、ハルさんが解説してくれたから、今後はコントロールできると思います。
私:今までは何が起きているのか分からなかったから、「え、なんで私、この服着てるの? これ、どうしたらいいの?」って戸惑ってたけど、今後はもし「試着」が起きても、「あー、なるほど、もういいです」みたいな感じでパッと脱ぎ捨てることができるっていうか。
私:ほら、現実でもよくあるじゃないですか?
誰かの着ている上着を見て、「それ、着やすそうだね、ちょっと試させて?」って借りて、「なるほど」って納得して脱いで返す。
それと似たような感じですよね。
私:今後はパッて羽織ろうとした瞬間に、「あ、これ合わないんで、いいです」って、もうそこでやめるとか。
そういうコントロールができるようになるんじゃないかな?
ハル:よく言われるのが、たとえばヤクザ映画を観たあと、その影響で登場人物になりきったような気分になって、映画館を出るときに、みんなちょっと肩で風を切るような、オラオラした雰囲気になっちゃう。
でもそれって、一時的なもので、しばらくすると自然に消えていきますよね。
そう言えば…
思い出したことがあります。
15年前、一緒にヒプノセラピーを勉強していた仲間のAさんが、何度か同じ夢を見て、気になってしょうがないと。
敷地の中に保育園のような建物があって、Aさんの娘を含む数人の子供たちがいる。そこへ、ならず者たちがやってきて、子供たちを殺してしまうという夢。
ヒプノで紐解くと、「自分の子供を失う悲しみ」を、夢の中で疑似体験させられたのだとわかったのです。
Aさんは当時、サロンを持ち、ヒプノセラピーの仕事を始めたばかりでした。
ガイドが、「 現実でそれを経験させることはできないから、夢の中でいろいろな感情を体験させている」と。
メグミさんの場合は、夢で体験するのではなく、一瞬その人になりきってみる。形は違うけど、いろんな人の気持ちや価値観を知るためという目的は同じ。
とりあえず起きていることの理由がわかって良かったね、と胸を撫でおろしたのですが。
このあと。
さらにすごい情報が降ってきたのです!
(つづく)
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