この日、「ちーさん」の過去世がいくつか出てきたのですが、その中で最も感動した話が…。
ちーさんは2年前に離婚し、小学生、中学生のふたりのお子さんと一緒に滅茶苦茶仲良く、楽しく暮らしているそうです。
子供が成人するまで離婚は我慢するしかないかなと思っていたのに、「家を出て行こうよ」と肩を押したのは、お子さんだったそうです。
ちーさんはとてもポジティブで、からっとした性格の方なので、別れたご主人に関しては何も引きずっていないようです。
それでも、お付き合いした期間も長かったし、そのうえで結婚したという経緯があったので、「なんで結婚することになっていたのかな」と何気なく言ったその言葉に、(それを視なくちゃいけない!)とアンテナが立ちました。
そして衝撃の過去世が出てきました。
私:江戸時代かな。やせ細ったちひろさん(女性)が、両手に幼子の手を引いて街道をよろよろと歩いている。
今にも倒れそう。
私:あるお茶屋さんの前まで来たときに、ついに力尽きて倒れてしまった。
お茶屋の若旦那が飛び出してきて、「おまいさん、どうした!?」って。
私:彼女は実家の母親の元へ帰ろうとしているみたい。
嫁ぎ先で何かあったのかな?
私:若旦那が店の中で介抱してくれて、「まだ道中は長い。そんな体で幼い子供を連れて行くのは無理だ。子供は預かってあげるから、後で迎えにくればいい」と言ってくれる。
私:彼女はなんとか実家までは辿り着いたものの、病床に伏してしまい、そのまま亡くなってしまう。
私:母親はお茶屋さんを探し回ったけど、場所が分からず、結局見つけることはできなかった。
私:若旦那は迎えに来ないちーさんの身を案じながらも、ふたりの子供を我が子のようにかわいがって育て上げる。
私:その人生が終わったとき、ちーさんには「娘二人を迎えに行かなくちゃ!」という想いが強く残り、若旦那には「預かった子供たちを彼女に帰さないと」という想いが強く残った。
そうして今世でふたりは出会います。
そう、元夫さんはそのときの若旦那です。
結婚し、ちーさんが子供を産むことで預かっていた子供を手元に返したのでした。
こうして彼の役目は終わったので、ふたりは結婚を解消することとなります。
お子さんが「家を出よう」と言ったのも、迎えに来た母親に、「早く(ここを出て)おうちに帰ろうよ!」と言ったのかもしれません。
生まれる前に決めてきたシナリオを遂行するために、3次元ではさまざまなドラマが展開します。
本当に不思議な世界です。
私:ご主人が務めてくれた役割に感謝ですね
ちーさんは頷いて涙ぐんでいました。