さて、先月のこと。
講座を始めてもうすぐ1年になる生徒さんが、こんなことを。
生徒:どんなに心配しても、心配しなくても、結果は同じ。だから、心配しない方がいいと思えるようになりました。
生徒:なるようにしかならないんだと受け入れて、中立でフラットな気持ちでいる方がいいんだなって。
15年間、この仕事をやってきて、本当にそう思います。
人生にはシナリオがあるので、起こることはすべて必然です。
例えば、親が子供の生き方に対して「この子、大丈夫かな」「どうなってしまうのだろう」「ちゃんとやっていけるだろうか」などと心配する場合。
よくよく聞いていると、「自分が安心できる方向に進んでほしい」という想いがその背景にあるように感じます。
しかし、それが思い通りにならないと、親はイライラしたり、「なぜそうしないの」と衝突したり、口出しをしてしまうことがありますが、子供たちはそれぞれ自分のシナリオを持って生まれてきているのです。
どれだけ親が心配しても、最終的にはそのシナリオ通りに生きていきます。
ですから、親にできるのは、そのシナリオを信じることだけです。
それを、自分が安心できる形に書き換えさせようとするのは、ある意味で身勝手な話です。
頭では理解していても、それができないのは、心配や不安に囚われた思考を持っているからです。
その思考を解放することこそが、最善の方法なのではないかと思います。
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