(つづき)
マリちゃんがモニターさんを募集して「過去世リーディング&書き換え」をやっていたとき。
真面目で責任感の強いマリちゃんは、納期に対してとても神経質になっていました。
無理しなくていいよ、納期が延びそうな時は私から先方に伝えるからね、初めてのことなんだから何でも相談してね。
毎日のようにそう伝えていたのですが……
マリちゃんは自分ひとりでなんとかしようと四苦八苦していました。
人に頼ることも、
人に甘えることも、
人に助けを求めることも、
できなかったのです。
そして、傷つきそうになると心を閉ざしたり、逃げ出すことで自分を守ろうとする。
それには今世の生い立ちも関係していましたし、過去世でも同じようなことを繰り返していました。
5次元マサコがそれを指摘して、「マリちゃん、逃げちゃだめだよ。過去と同じことしてる」って。
3次元マサコはこんな厳しいことを言ったら、マリちゃん、傷ついちゃうじゃん、ってハラハラドキドキしていました。
でも、「本当の自分」を生きるためには、足枷になっている過去からの「感情」を解放しなくちゃいけない。
そのために再会しているのですから、見ないフリをしてやり過ごしたのでは再会の意味がないのです。
この「感情」をまた来世に持ち越すことになってしまいます。
マリ:去年、私が鑑定しているときにマサコさんから、「私の生徒なんだから、ひとりで抱えないで、相談して」って言われて、グサーッって感じだったんですけど。
マリ:今回の過去世で、多くのクライアントさんをさばくのに大変な思いをして、家族にまでしわ寄せがいって、ついには大事な家族を順に病気で亡くすっていう、そのシーンを視たときに、
マリ:ああ、あのとき、マサコさんに相談すればよかったのに、一人で抱え込んでしまって、って。
マリ:今世で「そういうふうに抱えないで、なんでも聞いてね」って言われたのは、だからだったんだって分かったんです。
私:当時の状況を再体験しながら書き換えていたんですよね。
魔女学校時代の生徒さんたちと再会する場合には、今世でひとりひとりの生徒さんが自分の能力を生かして生きるために必要な、「過去世の解放」をしているのです。
私:もちろん、技法や真理も教えますが、メインは「解放」なんですよね。
一年がかりで必要な解放を行っているのです。
あの赤いスカーフの魔女が教えてくれたように、それが今世での生徒さんに対する「役目」のようです。
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