(つづき)
ユリさんには、こんな感じでした。
私:たとえば、こうやってカードがパッと出ますよね。
そうしたらまず何を感じるかです。
パッと見て、あー、綺麗だなぁとか。
青空がなんとかだなぁとか、ああ、楽しそうだなぁとか、何でもいいんですよ。
まず何を感じるかなんです、第一印象で。
それが直感なので。
私:で、ず~っと見ていって、たとえばそのカードの場合は描かれているものはハーブですよね?
そのハーブに話しかける、「ねえねえ」みたいな。
私:なぜなら、そのハーブが出てきたってことは、そのハーブが話したいことがあるから。
私:やってみましょう。ちょっと一枚引いてみてください。
「今、自分に必要なメッセージ」とかでもいいです。
ユリ:(1枚引いて)あ! また同じカードです!
私:すごい。それ、すごいですよ!
ずっと紐解いてくれるのを待ってるんですよね、それ。
ユリ:そうなんだ。
私:そういうことでしょ? 毎回同じカードなんだから。で、紐解いて気づくと、もうそれ、出なくなります。
綺麗なカードですね。
ユリ:「デイル」っていうハーブです。
私:じゃあ、それをリーディングしてください。
パッと見て自分が感じることはなんですか?
ユリ:あのね、今まで気がつかなかったんですけど、今まではね、文字とその種類だけ見てたんだけど、このハーブの後ろの流れ星がすごい気になる。
私: そこです、それです!
私も今、見て思ったの、あ、これ、すごい!って。
この星、綺麗!って思って。
じゃあ、その星に話しかけて?
「私に何を言おうとしてくれてるの?」って。
目を閉じてもいいし。
ユリ:…… なんかね、「私も輝いていることを思い出して」って言ってますね。
私:それです! それを言いたかったんです、ずっと。
「思い出して、思い出して」って。
思い出してくれるまでずっと出てきてたんですよね。
ユリ:そっかあ!
私: 他に気がつくことはありますか?
このカードをよく見て?
まんべんなく見て?
何でもいいの。
ああ、綺麗とか、ああ、これがなんとかだったらいいなぁとか。
ユリ: あのね、太陽と月が後ろにあって、太陽の中にはまだね、咲いてない花がある。
私:素敵! まだ咲いてない花って何だろう?
ユリ:でもね、その太陽より大きい満月が後ろにあるのも気になる。
私:あ、本当だ。じゃあ聞いて、月に。この隠れてるやつでしょ?
ユリ:そう、後ろの丸い円は多分満月だと思うんですよね。
私:なんで満月はこうやって全部出ないでここに隠れてるの? 後ろ側にいるの? みたいに、聞いて?
ユリ:なんかね、満月の光が結構強いので、それがハーブだけじゃなくて、人間に何か成長を促すみたいなメッセージがあるって。
私:すごいすごい、すごい。他には?
カードを見て感じること。
「何か私に言いたいことあるんだよね?」って。
ユリ:後ろにいっぱい、こう……なんていうのかな。
私:光でしょ?
ユリ:そうそう、光があるの。
これは微生物らしいです。
私:こんなふうに微生物がいるんだ。
太陽と月と微生物、関係ありそうですね。
ユリ:太陽と月と植物と微生物に流れ星。
流れ星が微生物を持ってきたんだ、やっぱり。
私:すごいすごい。
(リーディングは)そんな感じです。
自分で「もっと何かない?」って聞いていって。
例えば、このカードを選んでくれたガイドさんに聞いてもいいの。
「誰かこのカードを出してくれたが人いるでしょう? 私に何を伝えたかった?」でもいいのよ。
そんなふうに聞いてみて?
(しばらくして)
ユリ:このカード、「enthusiasm (熱意)」って書いてるけど違うって。このカードのメッセージは「ハーモニー」だって男の人が出てきて言ってます。
私:ユリさんに世界はハーモニーで成り立ってるよって教えたかったの? それともハーモニーが大切なんだよって言いたかったの?
ユリ:ハーモニーで成り立ってるのは、私はもう知ってるから、それをもっと理解する、そっちだって。
私:でも、ユリさんは一般の人よりもよっぽど理解しているじゃないですか?
まだ理解できる伸びしろがあるのかな。
ユリ:なんかまだ見落としていることがあるんでしょうね。
私:見落としてるんじゃなくて、まだ人類が気づいてないことなんじゃない?
ユリ: あはははは。
ユリ:これ真面目に見てなかったけど、標本になってるんだ。
私:そうですね。
えっと、このカードのリーディングをこうやって続けてもいいんですけど、もう一つの方法として、自分がもし(リーディングに)行き詰まったとするじゃないですか?
これ以上もう読み取れるものがないと思った時に、
私:たとえば、 さっきの「ハーモニー」ですけど、自分が見落としていることについて、もっと具体的に教えてくれるカード、出てきてって言って、またカードを引くわけです。
そうやって二枚目を引く。やってみてください。
(ユリさんがカードを引く)
ユリ:今度は初めて出てきたカードです。「セージ」です。
私: パッと目につくのは何?
ユリ:花ですよね。花のところに太陽があるじゃないですか?
私:本当だ。宇宙と繋がっている場所ね。
ユリ:太陽がそこにあって、で、また後ろに満月がなぜか描かれてますね。
あと、塔が描いてあるので、うーん…
私:この塔は何を意味してるの?とか、この塔の中に何があるの?とか、聞いてみてください
ユリ:これは「灯台」なんですって。「塔」じゃないんだって。やっぱり明るく照らす、何か道しるべを…。
私:なるほど。道しるべか。
ユリ:セージって、あれですよね。厄除けというか、よくアメリカインディアンが焚き染めるやつですよね。
ユリ:なんか気がついてないけど、薬用植物っていってるものの中に、なんかその強くバランス、ハーモニーを引き寄せる? もしくは微生物だけじゃないよ、植物もそういう役割があるよっていうことを伝えたいんですね、多分。
それに気づいてってことなんだ。
あ、そっか、わかった。わかりました。
たぶん次にやろうとしてたことに今、いろいろこう……。
うん、そうだ。きっとそうだわ。
(ひとりで納得している様子)
私:ま、リーディングで気がついたことを、カードリーディング日記じゃないけど、どんどん書いていってください。
内容が変わっていったりしますから。
最初のヒントはこういうことだったんだって、後々、肉付けができていったりする場合もあるので、思いついたことを書き留めていくといいと思います。
私:この間、インナーチャイルドを癒すのにパペットを使う話をしましたけど、今はこういうふうにカードとか、何かツールを使って「上」と繋がる練習をしていくと、すごく能力が開くから
ユリ:マサコさんに言われるまで(せっかくカードを引いても)見てたようで全然見てなかったです。
そのことも気づいてほしかったみたいですよ。
私、カードを引いて見てても、このカードに書かれている一言メッセージと植物の種類しか見てなかった。笑
私:付属のガイドブックを見てしまうと、誰かが作った統計学的な答えなので、それよりも自分の感性、自分の直感でリーディングするのが大事です。
ユリ:そうなんですね。
いや~、でも本当にびっくりした!
こんなふうに自分でリーディングできるなんて思わなかった。
私:さっきユリさんが急にカードのことを質問したってことは、カードを今やりなさいということだったと思います。
今、この話をマサコにして、そして教えてもらって、って。
私:面白がってどんどんやっていってください。
ご自分のお仕事の時でも、これってどうしたらいいんだろう?と思ったら、「カードさん教えて?」みたいな感じで、「答えをちょうだい」とかってやっていってもいいので
ユリ: わかりました。すごい。今まで気づかなかったものがようやく見えたんですよね。
ちゃんと見てねっていうことだったんだ。笑
私:ユリさんの解放が進んだからできるようになったんです。
解放して光が増えてきてるから。
順番って、決まってるんですよ。
大きな解放もして、ユリさんも自分で自分を、だんだん認めてきていて光に満ちたから、カードとこうやって共鳴できるようになったんです。
私:だからこれから力はもっと伸びます。
楽しみですね。
ユリ:すごい。びっくり。
いやー、すごい。びっくり。本当に。
私:まあ、疲れない程度に練習やってください。
毎日一枚でもいいし。たぶん一ヶ月とか続けたらものすごく力がついてると思います。
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