(つづき)
ある国の王様の側近が謀反を企てようとしています。
しかし、王様のそばには優秀な霊能者(ユリさんが)います。
この邪魔者を何とかしたいと側近たちが連れてきたのが、黒マントの呪術師です。
そして、「あなたの髪にはすばらしい能力が宿っているから、決して切らない方がいい」と呪術師に言わせるのです。
本当は逆で、霊能力を保つためには定期的に髪を切った方がよいのです。なぜなら髪に古いエネルギーが溜まっていくからです。
ユリさんはその言葉を信じて髪を切らなくなったため、能力がだんだん落ちていきます。
今まで王様に求められれば的確な助言をしていたのですが、その助言もだんだん当たらなくなっていくのです。
結果、王様は国をうまく統治できなくなり、悪い側近たちが台頭してきます。
と、ここまで過去世をリーディングして、なるほど。
ユリさんの潜在意識にこのときの呪術師の言葉が残っているので、「髪を切ると運が落ちる」という想いにとらわれたのだと思いました。
この過去世の書き換えは面白いものでした。
あるとき、白マントの呪術師がやってきて、彼女に、
「あなたの髪は定期的に切ることでますます能力が上がる」
と告げるのです。
「でも、黒マントの呪術師は、切らない方がいいと言ったのですが…」と言うと、
「以前はそうだったのです。少なくとも今、私がここにやって来るまでは。でも、もう変わったのです」
白マントの呪術師は黒マントの言葉を否定するでもなく、にっこり笑ってそう言うのです。
それでユリさんは以前のように髪を切るようになりました。
悪い側近は困ったことになったと思い、再び黒マントの呪術師を呼ぶのですが、しばらくするとまた白マントがやってきて覆していきます。
2度、3度とそれが繰り返され、側近たちはとうとうあきらめます。
そして、これほどの人(=白マント)が現われるということは、ユリさんがよほどの霊能者だからに違いない、敵に回すよりも味方にした方がいいと考えるようになるのです。
側近たちは、そもそもは「権力」が欲しかっただけなので、それは別に「国」を支配する権力でなくてもよいわけです。
国民のためになるような何か新しプロジェクトを立ち上げましょうと王様に進言し、自分たちをそこの責任者にしてほしいと願い出ます。
こうして、自分たちが権力を持てるプロジェクトを手に入れた彼らは喜々として働き、それは国民のためにもなり、国はますます繁栄していきます。
生徒ユリさんが髪を切っただけなのですが、それが発端となってこのように過去世が浮かび、解放につながるということが講座ではよく起きます。
本当に不思議です。笑
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