(つづき)
アユ:こんなことができるんですね。ただ浮かぶことを言っているだけなのに、繋がっていく。
私:カオさん、視えてたじゃない?
「私は視えない」「私はできない」が常套句だったのに。笑
カオ:これなら楽!
過去世を全部ひとりで視るのは「出来なくちゃいけない」っていう重荷があるけど、これは一言でも良いし。
リラックスしてるから、視える。
なるほど!
潜在意識に繋がるときは、脳波がアルファ波やシータ波になるのですが、これはリラックスしていたり、ぼ~っとしているときの状態なのです。
「視なくちゃいけない」「できないといけない」と身構えているときは緊張しているので、アルファ波やシータ波にはなりにくい、つまり、視えにくくなるのです。
今回は「パス制度」を取り入れ、ふっと浮かばないときは「パス」してよいことにしたので、さらに気楽だったようです。
カオさんが講座にいらっしゃってから2年半になります。
あの頃、誘導すれば時間はかかっても過去世は視えていたのに、卒業後、いつも「私はできない」と言って視ようとしなかったカオさんが、年月を重ねればこんなふうに開いていくんだと思って、感激でした。
きっとこの段階も含めて必要だったからこそ、講座にいらしたのでしょう。
そして、「リレー」のメリットはもうひとつ。
お酒を飲みながらでもできること。笑
これまでは、過去世リーディングをする際は、お酒は禁止。
ひとつの過去世を視て、書き換えまで行うには集中力が必要だからです。
なので、お昼に集まっても、まず「解放」をこなし、夕方から飲み会へと移行していたのですが、今回はお昼スタートと同時にお酒解禁。
みなさんお酒が入っていましたが、過去世リレー形式なら、集中するのはほんの一瞬なので、支障はなさそうでした。
面白かったのは……
アユ:女の子がふられた理由を「わがままだから」と答えたとき、ドキッとしました。私、最近、自分がわがままだなって反省していたところだったんです。
ナオ:私も! 私も最近自分がわがままだな~って思ってた。
そうなんです!
実はこんなふうに「創作」で視に行きましょうというスタイルをとっても、集合意識に繋がったときは、その場にいる人たちに必要なものが出てくるんです!
ストーリー自体は単なる「創作」であっても、その話の内容にちりばめられている(解放すべき)「感情」や、(知るべき)「真理」はちゃんと選抜されて出てくるんです。
私はそのことを13年前、ヒプノの仲間たちと勉強会をやっていた頃から知っていました。
さらに言うなら、「創作にしましょう、えっと、こういう物語はどうかしら?」と何気なく決めた内容までもが、実はシナリオ通りなのです。
それは講座中の軽い雑談であっても同じです。
「雑談」と思ってやり過ごしていますが、「今なぜその話をしたの?」って足を止めて紐解くと、必ずシナリオであることがわかります。
人生は自分が決めてきたシナリオ(=脚本)のページをパラパラとめくっているようなもの。
自分はその主人公を演じているにすぎません。
最終ページの「the end」まできたら、「あ~、終わりだ~!」と本をパタンと閉じ、(肉体という)着ぐるみを脱ぎ捨てて魂の世界へと帰るのです。
はらはらどきどき、手に汗を握るシナリオでも、
静かにただ時が流れていくような一生を送るシナリオでも、
波乱万丈のシナリオでも、
どんなシナリオの主人公を演じてもOKですが、条件があります。
主人公を演じるには(肉体という)着ぐるみを着る必要があります。
さて、「創作」の次は新たな試みとして、実際の解放もリレー形式でやってみることにしました。
(つづく)
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