降霊術で生き埋めになった男性が「助けてください!」と(2) | 過去世診療所(聖なる樹のセラピー日記)

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転生しながら過去を清算するしくみ

過去世を書き換えると、
人生が変わる!
楽しくなる!
自由になる!
 
 本当です。読んでみてね。

(つづき)

 

★この記事の続き 下矢印

 

(ハルさんに入り込んでいる魔術師が)ぶるぶると震えながら、

「私は・・・私は・・・ちゃんと視た!」

 

 

気が狂ったように、おおおっ、と背中を丸めて泣いたり、私に取りすがって、「助けてください、助けてください!」と叫んだり・・・。

 

 

魔術師:わ、わたしは・・・間違って・・・いない、私は・・・ちゃん・・・やった・・・

 

 

ぶるぶると体を震わせ、大声で泣き叫んでいます。

 

 

ああ、やっぱりさっき視えたヴィジョンの通りなんだわ。

ちゃんと降霊できたのに、何かが起きて、この人は生き埋めにされたんだわ。

だから、自分はちゃんと視たのに! と訴えているのでしょう。

 

 

私:あなたはハルさんの過去世の人なの?

 

 

魔術師は、ぶるぶると震えながら、

「ノロ・・・ノロのときも・・・・」と。

 

 

ああ、さっき久高島の話をしながら、

「久高島へ行ったってことは、ノロだったのかな? 私と同じ?」と言ったのですが、ノロだったときの過去世もあるのでしょう。

 

 

私:(魔術師のときではなく)ノロだったときに何かあったの?

 

 

魔術師:違う・・・そのあと・・・・

 

 

私:ああ、降霊をやっていたあとに転生して、ノロだったこともある?

 

 

魔術師:・・・そ・・・う・・・・

 

 

私:そのときの解放もあるの?

 

 

魔術師がぶるぶる震えながら私を指さし、

「あ・・・あなたも・・・・ある・・・・」

 

 

私:え? 私もノロだったときの解放がある?

 

 

魔術師:・・・あ・・る・・・・

 

 

へえ!

私は過去世でノロだったことがあるようですが、それは6年前(2016年)に久高島を訪れた際に解放が終わっていたはず。

 

 

まあ、いいや。

この人を先に解放しなくちゃ。

 

 

魔術師:はや・・・く・・・、はやく・・・。わた・・・しは・・・ちゃんと・・・やった。

大きな目に涙をいっぱいに溜めて、私に取りすがってきます。

 

 

「分りました、分りました。ちゃんと解放するから」

そう言って背中をとんとん叩きながら、レイキの光をいれますが、効果があるのかないのか、ぶるぶると大きく震え続けています。

 

 

私:えっと、視るね・・・。あ、やっぱり降霊している。

(先ほどの床に大きな円を描いて降霊している場面が視えます)

ええっと、何があったのかな・・・

皆があなたの周りに円陣を描くように座って見ている・・・えっと・・・

 

 

魔術師が突然、椅子から転げ落ちるように床に突っ伏し、号泣しながら、「わたしは・・・わ・・・わたしは・・・ちゃんと・・・やった・・・」

 


私:うんうん、あなたはちゃんとやった。待って、解放するから・・・・・・えっと・・・

 

 

魔術師は横にごろんと転がり、膝を抱え、エビのように背中を丸めて
ぶるぶると揺れ続けながら

「はやく・・・はやくここから・・・はやく・・・出してくれ・・・」とわめくのです。

 


ああ、これ、埋められたときの姿勢なのでしょう。

体をくの字に曲げた上体で両手足を紐で縛られ、生き埋めにされたのです。



過去世を視ようとするのですが、

 

「はやく・・・はやく・・・助けてくれ!」

と、のたうち回り、大声で泣きわめくので、集中できません。

 

 

暴れ回るとまではいきませんが、じっとしていられないのでしょう。

 


「まあまあ」と肩をとんとん叩きながら、

「ちゃんと解放するから、静かにしてね。大丈夫だから」

 

 

それでも、「はやく・・・はやく!・・・助けて・・・」と号泣しながら、

「わ・・・わたしは・・まちがって・・いない!」

 

 

次の瞬間、ぱっと上体を起こしたかと思うと、かあっと目を見開いて、私をにらみつけました。

これはもうハルさんの目ではありません。
当時の魔術師の目です。

ぞっとしました。

 

 

こわかったからではありません。

魔術師の「目」が、死に物狂いで真剣に訴えていたからです。

 

 

ハルさんの目の奥に、魔術師の目が視えます。

涙でいっぱいの、その目の奥から、言いようのない悲しみや絶望感や怒りが、私の胸になだれ込んできました。

 

 

私:(驚きながら)わかったわかった。私が解放できるのね?

 

 

魔術師:だから・・・頼んでいる・・・・。

 

 

荒い呼吸をしながら、血走った目で私を見ています。

 

 

私:(は? なんかちょっと上から目線? まあ、いいや)

えっと、視るから静かにしてね。ちょっと落ち着いてね。でないと、気が散ってリーディングに集中できないから。



さて、リーディングを続けます。


 

中世のヨーロッパでしょうか。

国王が何か大きな決断をしなければいけないのですが、迷って判断できないようです。

側近もどうすればよいのかわかりません。

皆、頭を悩ませています。

 

 

前国王が亡くなったばかりです。

彼は賢く、類い希なる先見性や決断力に溢れていました。

 

 

もし、前国王が生きていたなら・・・。

彼ならどんな決断を下したのだろう?

 

 

そのとき、側近のひとりが、降霊で前国王を呼び出したらどうだろう? と提案します。そのようなことができる魔術師の噂を聞いたことがあると。

 

 

皆は半信半疑でしたが、このままではらちがあかないので、魔術師に依頼することにしました。



部屋に集まり、床の上に丸い円を描き降霊術が始まります。

皆はその円を囲むようにして座り、降霊の様子を見守っています。

 


魔術師がが降霊を始めると、ひとりの男性が現れました。
しかし、その顔は前国王の顔ではありません。

 

 

皆はざわめきます。
「違う人じゃないか!」と国王たちが怒り、詐欺だ、ペテン師だと彼を罵り始め、挙句の果ては彼を引っ捕らえ、生き埋めにしてしまったのでしょう。

 

 

ここまで体をぶるぶると震わせ、泣きながら聞いていた彼が、突然

「苦しい! 苦しい! 早く、早く助けてくれ!」

と大声で叫びながら私にとりすがってきました。

 


私:わかった、わかった、ちょっと待って。

 

 

テレビでよく見る「浄霊」のシーンが浮かびます。

お経を唱えながら、泣きわめく人の背中をばんばん叩いて霊を追い出し、上にあげている場面です。

 

 

戸隠神社へ行ったあとの武将たちの浄化(「我ら浄化隊」)もそうでしたが、霊たちは一様に「無念」という言葉を口にしていました。

 

 

★その記事  下矢印

 

この魔術師もどれだけ無念だったことでしょう。

単に浄霊をして、「ここにいるより上に行った方がいい」とか、「この人から出なさい」と追い払っただけでは、無念な気持ちを汲み取ったことにはなりません。

 

 

生きている人間もそうですが、みんな自分のことをわかってほしいし、認めてほしいのです。

 

 

この魔術師も、降霊で失敗したという感覚はきません。

彼が「自分は間違っていない」と訴え続けているように、彼には非がないように思えます。

 

 

中間世を視てみます。

一体、何が起きたのかしら?

 

 

・・・ああ、わかりました。
魔術師は前国王の顔を知りません。
 

 

前国王のを降ろしてくれと言われたので、忠実に降ろしたのです。

そう、その言葉通りに

それが悲劇を生んだのです。

 

 

人は輪廻転生します。

ひとつの魂はそのときどきで異なる肉体に入り、「人間」としての人生を送ります。

 

 

前国王の「魂」もまた、さまざまな人生を送ってきています。

ひとつ前の人生は「国王」ですが、その前にもたくさんの人生を送っているのです。

 

 

降霊の際、それら複数の人生での顔が重なり、合成のようにひとつになって現われたのです。

みんなが望んだのは「前国王の顔」のみだったため、違う人を降霊させたと勘違いしたのでした。

 

 

彼にはかなりの能力があったので、「前国王の魂」を「忠実に」降霊させたのでした。

 

 

魔術師はここまでの話を、真っ青な顔で聞いています。

 


能力がありすぎるが故に、このように迫害されてしまった魂たちは数え切れないほどいるのだろうと思いました。彼もまたその中のひとりなのです。



魔術師はまだぶるぶると震えていますが、さっきまでのようにわめいたりすることもなく、聞き入っています。

 


私:今、書き換えるからね、待ってて。

 

 

書き換えのストーリーを視ます。

 


みんなが詐欺だ、ペテン師と騒ぎ始めた時、部屋の片隅のドアが開き、明かりが漏れてきました。

ひとりの中年の女性がすうっと入ってきました。

手にはランプを下げています。

 


暗闇の中を静かに進んできて男性の横に立つと、「よく見なされ」と言って、降りてきている霊体の顔をランプで照らします。

 

 

皆は「あっ!」と驚きます。
そこには、ぼんやりとした顔が、5つも6つも重なっているのです。
その中に前国王の顔もありました。

 


女性:彼にはすごい能力があるのだ。彼は前国王に入っていた「魂」が、それ以前の肉体に入っていたときにまで遡って、全ての顔を降ろすことができるのだ。

 


みんなは驚き、なんて凄い人だと言って、自分たちの勘違いをわびます。

その後、前国王を指定して、そのときの魂からからアドバイスをもらうことができました。

 


「これに書き換えますね」と言って、「もう安心して上に上がってください」と言ったのですが、魔術師は、「早くここから出してくれ!」と叫んでいるのです。

 

 

う~ん、これじゃあダメなのかな?

でも私にできるから頼んだって言ってたしなあ。

 

 

魔術師(3次元ではハルさん)の前にひざまずき、両手をしっかり握って言葉をかけようとしたら、私の目からも涙がぽろぽろこぼれてきました。

 

 

私:みんな、ちゃんとわかってくれたからね。

そう、あなたがやった事は正しかったんですよ。

あなたの能力をただ人間が知らなかっただけ。

辛かったね。でもよく頑張りましたね。

あなたを今、光の球で包みますね。

 

 

彼を神々しい光の珠で包み、上に上がっていくイメージをします。

ゆっくりとあがっていった珠は、途中から光の粒子に変わっていきました。

 

 

そのとき、降ってきたことは・・・。

 

私:ああ、あなたが今解放されたことで、あなただけではなく、あなたと同じように、能力があったがゆえに無念な思いをした、たくさんの魂たちが一斉に浄化されたんだわ。

 

 

彼の両手を取り、「ありがとう、ありがとうね」と言いました。

 


その瞬間です!
ハルさんが、パッ! と普通の人に戻ったのです。

そこにいるのは、ハルさんです。

 

 

魔術師の気配は消えていました。

「上にあがったの?」と聞いても、もう何も返事はきません。

 


魔術師はハルさんの過去世ではありませんでした。

ハルさんが言っていたように、彼女には関係のない霊体が「入り込んでくる」のでしょう。

 

 

イタコの方のように、自分の意思で降ろしているのならともかく、意思と関係なく入ってくるのは問題です。

 

 

ハルさんのガイドに理由を聞くと、教えてくれました。

「軸がないから」

 

 

①スピリチュアルに興味がある、

 

②霊媒体質(つまり、そういう世界にチャンネルを会わせる能力を持っている)だけど、自分では気づいていない

 

③そういう力がほしいと切望している

 

 

①②③を併せ持っている、でも本人に「軸がない」と、このようなことが起こる可能性があります。

 

 

自分で「これ、何かおかしいことが起きている」と気がつけば良いのですが、なにぶん目に見えない世界ですので、

 

 

「われはアマテラスオオミカミじゃ」と言われて「自分に神の言葉が聞こえてきた!」とか、「宇宙連合軍の○○」と言われて、「宇宙人からコンタクトがきた!」なんて勘違いしていると、大変なことになります。

 

 

ハルさんの場合は、「神が降りてきた」と友人に話したら、

「それ、おかしいよ?

ちゃんと軸を持ってね。

私はあなたを信じているからね」

と言われて目が覚めたそうです。

 

 

それを聞いて、思わず涙した私。

「その人、あなたの魔女時代の仲間だわ」

 

 

ハルさんは先月、たまたま私のブログと書籍を見つけ、読んだその日に「ミラクルセラピー講座に行かなくちゃ!」と思ったそうです。

 

 

しっかり軸を作ってくださいね。

そのためには真理を学び、ご自分なりに腑に落とすことも大事です。

 

 

私は軸の作り方を教えるだけです。

私にとっての真理が誰かの真理ではありません。

 

 

すべての答えは自分の中にあります。

 

 

ところで、この過去世を解放したときに、ランプを持って現われたのは、私でした。

 

 

この世界はパラレルになっていて、5次元では時間も空間もないそうです。ですから、ここにいる私が次元を超えて、違う姿で助けに行ったのかもしれません。

 

 

過去世の書き換えを視ていると、こういうことが多々あります。

本当に面白い世界です。

 

 

さて、ハルさんの解放はまだ続きます。

このあと、さらにとんでもない展開に驚くことになります。

 

(つづく)

 

 

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