さて、これは1ヶ月前の12月16日、クリスマス会での出来事です。
この日は卒業生のMさんが来て下さっていました。
Mさんのガイドが「今日解放すべき過去世がある」と言います。
ユウコさん、ナオさん、ハナさんの誰かのようですが・・・。
私が3人を一斉に誘導して、
「今、解放が必要なサブパーソナリティ」を呼び出してみます。
この時点では、いつものように過去世を視て解放するだけなのだろうと思っていたのですが、思わぬ展開になるのです。
ナオ:黒いシルエットの男性が出てきた。
私:その人が気になります。その男性が生まれたきっかけへ行ってください。
ナオ:馬小屋が見える。赤ちゃんが生まれている。
私:なぜ馬小屋で生まれているの? 家ではなくて?
ナオ:貧しかったのか、こっそり生まれたのか・・・。
私:母親は赤ん坊が生まれたことを喜んでいる?
ナオ:はい
私:その後すくすく育ったんですか?
ナオ:隠れて暮らしているっぽい。何かこの子の存在を公にはできないみたい
私:何か不都合があるんですか?
ナオ:不都合と言うより、公にできない感じ。
お父さんはいない。お母さんしかいない。
重要な場面へ進みます。
ナオ:侍がいる。周りに友人たち? 同じような侍の人たちがいる。
私:父親はどこにいるの?
ナオ:この馬小屋は大きなお屋敷の端っこにある。子供は屋敷の主とお手伝いさんとのあいだにできた子供。
次の場面へ進みます。
ナオ:朝方? 夕暮れ? 今からどこかに出かけるのかな?
でも、緊迫した雰囲気は無い
私:その後どうなったの?
ナオ:この人がどうなっていったかはあまり重要じゃない感じ。
そのとき、降ってきました。
私:その人ではなくて、このお屋敷がどうなっていったかが重要なんですよね?
Mさんのガイド:(反応して)はい
私:この男の人は、屋敷の主が自分の父親だとは知らないのでは?
Mさんのガイド:はい
私:屋敷を乗っ取ろうとしたの?
Mさんのガイド:いいえ
ハナ:消そうとしたのでは?
Mさんのガイド:はい
ハナ:屋敷を乗っ取ると言うと、この屋敷を存続することになる。そうではなくて屋敷を消そうとしたのでは?
Mさんのガイド:はい
ナオ:しかも、外からの敵とかではなくて、内側の人が消そうとした。屋敷の囲いの中の人だと思う
Mさん:下克上的な?
私:反乱を起こしたの? 主が父親とは知らずに?
Mさんのガイド:はい
私:それはうまくいったの?
Mさんのガイド:いいえ
私:失敗したんだ。それで打ち首になったのね?
Mさんのガイド:はい
私:主は自分の息子と知らずに切腹を命じたのね?
Mさんのガイド:はい
私:母親が「この子はあなたの子」だと父親には言っていなかったのね?
Mさんのガイド:はい
私:という事は、息子は父と知らずに反乱を起こし、父は息子と知らずに打首にし、母はその両者を見て、3人が苦しんだことになるね。
(この時点でユウコさんが涙を浮かべている)
この息子は誰?
ガイドさんに聞くと、ユウコさんとのことでした。
だから、本人はきっとわかっていて涙を浮かべていたのでしょう。
私:母親は誰だろう?
ガイド:沈黙
私:この中にはいない?
Mさん:ハナさんの息子さんでは?
ガイド:はい
私:なるほど! じゃあ、父親は?
父親はユウコさんの母方のおじいさんだとわかりました。
私:これって、普通に書き換えちゃえばいいのかな?
ガイド:はい
書き換えのストーリーを見にいきます。
ナオ:仲間内で集まって・・・、どこかへ行く雰囲気はあるけど。
あ、屋敷のそばで花火を打ち上げてキャッキャと騒いでいる。
多分これではだめですね。笑
私:なぜ内乱を起こしてまで屋敷を潰そうとしたんだろう?
そこに何か理由がある感じ。
ガイド:はい(と反応する)
その時、「いけにえ」という言葉が降ってきました。
私:何かこの屋敷に悪しき習慣があって、それを止めさせるためには屋敷自体を取り潰すしかなかったのでは?
ガイド:はい
私:屋敷内で何か悪いことをこっそりと行っている
ガイド:はい
私:何か「いけにえ」的なこと?
ガイド:はい
私:村の小さい子供たちを連れてきて、屋敷の繁栄のために何か怖い儀式をやっている気がする。
ガイド:はい
ユウコさんさんか誰かが、「でも、この男の子はなぜいけにえにならなかったんだろう?」と。
私:うん、だから子供の存在を知られないために、こっそり育てたのでは?
ナオ:この子は大人になるまで存在を隠されていた
私:小さい子供がいることがわかると、生贄にされるから、馬小屋でこっそり育てたんだと思う。でも結局、内乱は失敗したのだからその悪しき風習は続いたと言う事よね?
ガイド:はい
その時、ヴィジョンが浮かびました。
私:古い木造の小屋がみえる、秘密のアジトのような。古い木の柱があって、そこに丸い鏡がかかっているのが見える。
鏡に向かって人相の悪い霊媒師が、何か呪文を唱えている。
ああ、この人が生け贄の儀式を行っている?
ガイド:はい
私:最初に儀式が始まったのは、この霊媒師の先祖が、屋敷の主に、「いけにえの儀式を行えば屋敷が繁栄する」と吹き込んだからでは?
ガイド:はい
私:でも、なぜ今このヴィジョンを見せられているんだろう?
(しばし考える)
あ、そうか、さっきサポートする人と、サポートされる人間には周波数の共鳴があるといってたけど、それを見せているの?
ガイド:はい
★この記事です
高次のサポーターは、自分と共振共鳴する人間をサポートしているという話です。人間だけでなく、高次の存在もその周波数によって考え方がさまざまに異なることになります。
私:たとえば、とにかく屋敷の繁栄だけを望む主がいる。
その思考に共鳴して「いけにえの儀式」を吹き込む霊媒師が近づいてくる。
で、自分も大金をもらい、さらに「上の世界」では、屋敷の繁栄のためにそれをサポートするものがいる・・・。
どこまでいっても周波数の共鳴で成り立っている世界ですね。
ガイド:はい
Mさん:なぜそんなに悪事がうまくいくんだろうと日頃から不思議に思っていたけど、そういうことなんですね。一生懸命コツコツ頑張っている人が報われなくて、一方で悪事を働いている人がなぜいつまでもバレずにうまくやっているのかって思っていたけど・・・。そういうことね?
私:でも、きっと視点を変えれば、主たちにとっては屋敷の存続が大事だから、そのために子供たちもわかってくれているだろうって、(自分に都合のいいように)考えているのでは?
これって、書き換える必要があるの?
ガイド:いいえ
私:そっか。私たちの場合はこういうをこと学んでいるし、この世界はイリュージョンということもわかっているから、わざわざ解放のストーリーを見なくても、原理がわかれば、それでもう手放せるのね?
ガイド:はい
私:これって・・・。
AとBの立場があったとしたら、私たちがAの視点から考えれば、例えば、お父さんや息子に罪悪感があるよねと言って解放してあげたと思っているけど、Bの視点から見れば、屋敷の繁栄のためにやったことだから、何も罪悪感は無いかもしれない。
つまり、私たちがやってきた解放も、どちらか一方の視点側に立って、そちら側の世界の中で考えうる罪悪感などを解放しているに過ぎないと言うことかな?
ガイド:はい
私:わ~! すごい衝撃。じゃあ、私たちがやっているような解放は必要ないの?
ナオ:解放が必要なときには解放すればいいし、原理的に納得できたときにはもうそれが解放になっているからそれで良いと言うことでは?
私:そうか、解放するかしないか、必要があればただすればいいだけなのね?
原理で納得しようが、書き換えて解放しようが、腑に落ちればいいからどちらでもいいと。
ガイド:はい
やはりこんなふうに人生のしくみや真理を学びながら進んでいくのって大事ですね。
なんだか、Mさんがいらっしゃるときはいつも私たちに新しい論点を教えるために来てくださっているように思います。
ありがたい! 笑
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