(つづき)
ハナさんの解放すべき過去世を見にいきます。
妖精が天空から地上に舞い降りてくるヴィジョンが浮かびました。
ハナさん(の過世世)です。
とても純真無垢で、人を疑うことも知らない感じがします。
地上に降り立った彼女は、人の心が読めるのでその人その人に必要なことを的確にサポートしています。
あるとき、山を歩いていると山姥に出会います。
いつもは足を踏み入れないような奥深い山の中です。
なぜか大きくて黄色い月のような丸い空間があり、その手前に山小屋と薪割りをしている老婆がいるのです。
ハナ:そこに行かなくちゃって思った。でも、行っちゃいけないとわかっている。そう思いながらもそちらに行ってしまった。
純粋な彼女は老婆を警戒することもなく、「こんにちは」と声をかけます。
「人に会うのは久しぶり」「ここでひとりひっそりと暮らしている」と言う老婆。
もう夕方だし、よかったら一緒にご飯を食べて行かないかと誘われ、言われるままに小屋に入るハナさん。
囲炉裏の上には鉄鍋がかかっています。
よそってくれたものを食べた途端に気を失ってしまいました。
眠る作用のある薬草が混ぜられていたのです。
老婆が仰向けに寝ている彼女の額に触れて何かをしています。
私がリーディングをしていると、Mさんのガイドがまるでセンサーのように、瞬時にジェスチャーで「ハイ」「イイエ」と教えてくれます。
超便利! 笑
私:老婆は何か操作をしている?
ガイド:はい
胸元にも手を入れているのですが、何かを取り出しているのか、あるいは入れているのか、よくわかりません。
翌朝、目が覚めたハナさんは、
「いつの間にか眠ってしまったんだわ、すみません」とお礼を言って立ち去るのですが・・・。
自分に異変を感じるようになります。
何かが違っている・・・・。
今まで読み取れていた人々の心が読み取れなくなっているのです。
気持ちが読み取れなくなったので、必要なサポートをしてあげられなくなってしまいました。
ただの人に戻ってしまった自分にはもう存在価値がない・・・。
彼女は悩み苦しんだ挙げ句、命を絶ってしまうのです。
さて、通常ならここで「中間世」へ行って、何が学びだったのかを見るのですが、必要なさそうな気がします。
「学びはないと思う。これはアクシデントであってシナリオではないから。なぜこのようなシナリオを経験しましたか? は、必要ないのではないかしら?」と言うと、Mさんのガイドが「ハイ」と。
同席していたナオさんが「なぜですか?」と。
私:人間は経験のために来ているからシナリオを決めてくるけれども、ハナさんのような存在たちは人間としての学びをするためにきているわけではない。だから、「学び」のためのシナリオは持っていないのだと思う。
再びMさんのガイドが「はい」と答えてくれます。
私:さて、ここからどうするのかな・・・。そのまま書き換えていいのかしら?
Mさん::さっきの黄色い月のような丸いものが気になります。
私:そうですよね。なんだろう、この空間? もしかして異次元空間?
Mさんのガイド:はい
私:そうか! 病気の治療にカタカムナを使うお医者さんがいて、治療するときは直径2メートルぐらいの5次元の球体を作ってその中で行うって言っていた。
エネルギーは良い事にも悪いことにも使えるから、悪いことをするための空間も作れるという事ね?
ガイド:はい
私:異次元空間を使うと、異なる周波数を超えることができるの?
ガイド:はい
私:それって故意にいつでも作れるの?
ガイド:はい
Mさん:ハナさんは目をつけられていたのではないですか?
ガイド:はい
Mさん:ロックオンされていたんですね。
ガイド:はい
ナオ: 3次元では交われない周波数同士でもその球体、場を作れば交わることができるということ?
ガイド:はい
私:そうか、「周波数に境界線のない場」を作ればいつでも交わることができるんだ
ガイド:はい
私:それは誰でも作れるの?
ガイド:沈黙
私:そういった力を持つ人には作れる?
ガイド:はい
私:そのことを知っていてね、気をつけてねという意味で、今教えてくれているの?
ガイド:はい
Mさん:マサコさん、過去世の書き換えの中で、「どうして周波数が違うのに闇が光の人に近寄れたんだろう?」と疑問を呈していたことがあったでしょう? なぜ違う周波数同士なのに攻撃できるんだろうって。
そのカラクリを教えてくれているのではないですか?
ガイド:はい
私:ああ、そういうことか!
生徒Mさんは今年の1月からいらしています。
20年近く霊障に悩むご主人をはじめ、ご先祖やご家族の過去世の解放が次から次へと出てきました。
中には、とても信仰の厚いご先祖の夢枕に闇のエネルギーが現れ、神のフリをしてよからぬことをささやき、大惨事を招いた過去世もありました。
なぜそれほど信仰に厚く誠実に生きている人に、闇のエネルギーが近づくことができるのか。そもそも周波数が違うのにと不思議に思っていたのですが・・・。
私:この黄色い空間のようなものを作れば、そばへ行って攻撃することも可能ということね?
ガイド:はい
なるほど!
このあとの書き換えのストーリーが感動的でした。
ハナさんは山奥へと進んでいくのですが、途中まで来ると足が止まりました。「だめだよ、だめ」と言う声が聞こえてくるのです。「行っちゃだめ」と。
ブレーキをかけられたかのように、足を踏み出すこともできません。
私:あ、これは・・・! ハナさんの息子さんだわ! 彼が「行っちゃだめ」って教えてくれているんだわ!
ガイド:はい
私:息子さんがハナさんを山姥の方へ行かせないようにしている。
ガイド:はい
私:これに書き換えればいいの?
ガイド:いいえ
私:これだけではダメなの? まだ何かあるのかな…
ナオ:さっきマサコさんが囲炉裏端で老婆が妖精の胸元に手を入れていると言っていたでしょう?
私:あ、そうだった。何かを取り出したのかな?
Mさん:何かを入れたのでは?
私:何かを入れた・・・。あ! 闇との通信機?
ガイドの手がさっと挙がりました。
「はい」
私:その通信機を使って闇のエネルギーがハナさんを操作できる?
ガイド:はい
私:だからハナさん、さっき変な過去世を話していたのね? あの話はでっち上げでしょう?
私:はい
私:ユウコさんが自分を闇と思い込んでいるのを解放してほしくないから、そのままにしておいてほしいから、惑わそうとしたのね?
ガイド:はい
わたし:なるほど~。では通信機を取らなくちゃ。どうやるのかな? ・・・・ぶちっと取っちゃおう。(イメージで)取った!
ガイド:(バッテンの合図)
私:だめなのか・・。う~ん・・・。
しばし、皆で考えます。
ユウコ:ぶちーっと取ったので残骸が残ってるんじゃないかな?
ガイドの手がさっと挙がり、
「はい」
私:残骸を取ればいいのね? えっと・・・。あ、ハナさんの胸元に通信機の残骸、コード? が、木の根っこのように張り巡らされている。
これはどうしたらいいのかな・・・。
ああ、大きな木の下におばあさんが立っていて、「おいで、おいで」って手招きしている。
近づいて行くと、薬草を胸元に塗り込んでくれた。通信機の残骸がチリチリになって粒子になって消えてしまった。
このおばあさんは・・・・・、ハナさんの息子さんです!
これでOK?
ガイド:はい
翌朝、ハナさんからLINEがきました。
おはようございます!
昨夜、息子を寝かしつけるときに、朝の事を聞いてみました。
ハナ:○○ちゃんは宇宙から来たって言ってたよね? 宇宙に居たの?
息子:そうよ~! 上からママを見てたんだよねぇ。
ハナ:そっか~、そのときママは何処にいたの?
息子:お山だよ。
ハナ:(えぇ~!)
(今日の解放の内容にかぶっててびっくり! もちろん講座の話は息子にはしていません。おぉ…と驚きながら続きを聞いてみると)
ハナ:そのときまママはお山で何してるの?
息子:トコトコトコ~って降りてったよ。
ハナ:(それを見ている)○○ちゃんは、何しているの?
息子:ママの所にしゅるるる~んって、降りてったんだ~。
「やっぱり息子は昨日の講座内容を見てたのか! すごいなぁ!
と、不思議でびっくりしました」と締めくくられていました。
きっと朝保育園へ行く時点で、ママが講座でその過去世を解放することを察知していたのでしょう。
ちなみに、ユウコさんがなぜ自分を闇側の人と思い込んでしまったのか? ですが・・・。
彼女もハナさんと同じように上から降りてきたのですが、降りようとしたまさにその瞬間、例の異空間がポンと生まれ、誰かの声が聞こえてきたのです。
「降りるときはみんなこのマントを着て行くんだよ」と。
そして、黒いフードのついたマントを差し出され、純粋で猜疑心のないユウコさんもまた「あ、そうなんだ」と疑うことなくそれを羽織って降りてきてしまったのです。
ユウコさんを見るたびに、「なぜ光の人なのに、黒いマントを着て闇側に座っているんだろう?」と思っていたのですが、謎が解けました。
ハナさん同様、通信機をつけられているので真実を見ようとするともやがかかっていたようです。そして、闇側にとって都合の良い思考をするように操作されていたのでした。
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