本当に今は過去世を清算する時代なのだなと思う出来事が多々あります。
そして、それは何気ない日常の中にちらちらと見え隠れしています。
ミラクルセラピー講座の生徒さんは入学から卒業までの間、「怒り」でも、「もやもや」でも、「気になること」でも、「なんでこんなことが起きたんだろう?」という出来事でも、なんでも無料無制限に「解放」のお手伝いをするので気軽に連絡してね、というルールになっています。
連絡をいただく内容は人によってさまざまです。
職場でのこと、
家族のこと
恋愛のこと
得体の知れない不安、
ある生徒さんは「彼からLINEの返事が来なくてどうしよう?」って。
どんなケースでも「気にしているのは自分」なので、その「気にしている感情」を書き換えて解放するだけです。
そうやって日々の中での「解放」のやり方を学んでいきます。
生徒N美さんの場合は、過去世の清算が職場に集中しているようです。
あるとき。
N美:イライラする人が2人いるんです。
ひとりは新しく入ってきた営業の男性で私と同い年なんですけど、用事を頼まれると、「なんで私がやらなきゃいけないの?」ってイライラするんです。
その人のためには何もしたくないと思うんです。
このあいだもスケジュールを見ていたら、その人に来客の予定が入っていて。
私に「お茶を出して」って頼んできたら嫌だから、その時間を見計らって外出しようと思ったんです。
わ・わ・わ!
職場でそんなことを気にしながら過ごすのはストレスになります。
「人間関係は全て過去世からきていますよ」と説明しながら過去世を視にいくと・・・。
西洋の古い時代でしょうか。
ふたりは夫婦でした。
N美さんが妻で、その男性が夫です。
N美さんはとても裕福なお屋敷に生まれ、明るくて優しい両親のもと、
何不自由なく育ちます。
年頃になって親の決めた人と結婚をします。
お嫁に行った先も良い家柄ですが、質素堅実であまり無駄な贅沢はせず、家政婦もひとりしかいません。
家政婦は食事やお掃除など最低限のことはやってくれますが、それ以外の用事はN美さんがやらなければなりません。
夫は妻に
「明日仕事に着ていくスーツを用意しておいて」
「この書類を整理しておいて」など頼んできます。
N美さんはそれが嫌でたまりません。
これまで多くの召使いに囲まれて育ち、自分では家のことなど何もしなくてよかったのに。
「なんで私がそんなことをしなければいけないの?」と思ってしまうのです。
女の子が1人生まれますが、N美さんはストレスがたまり、次第に夫に対する心も冷めていきます。
最低限の家事は使用人に任せ、それ以外のことは自分たちでやるのがあたりまえで育っている夫には、そんなN美さんの気持ちを推し量るすべがありません。
妻の機嫌が悪いのは自分が忙しいからだと思い、休日はなるべく家族優先で過ごすようにと心を配ります。
「今度の休みはお弁当を持ってハイキングに行こうか?」
N美さんは、「またハイキングの準備を私がやるわけ?」とさらに不機嫌になります。
なぜ妻がいつも不機嫌なのか、彼にはわかりません。
妻子を愛していますが、報われることなく寂しい人生を送ります。
書き換えを視にいきます。
今度のストーリーでは、N美さんの気持ちを察した家政婦が色々と取り計らってくれます。
たとえば、
「木苺を使ってジャムが作れるんですよ、作るところを見てますか?」
「ハーブを刻んでお肉に混ぜるととおいしいんですよ、一緒に作ってみますか?」
「庭で摘んだお花をこんなふうに飾るときれいなんですよ」等々。
日常生活をクリエイトすることを色々と教えてくれます。
今までは何もしたことがなかったN美さんにはそれが新鮮で、平凡な毎日が生き生きと楽しく感じられます。
書き換えたあと、ガイドがこんなふうに。
「最初のストーリーでは、『与えられる愛』を経験した。
書き換えのストーリーでは、自分が『与える愛』を経験した」
解放後、N美さんは職場で彼から用事を頼まれても気にならなくなったそうです。
夫の愛に応えることができなかった未熟な自分を責めた気持ちは、今世で無事清算されたようです。
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