(つづき)
「ホクロに関係する場面」を見にいくと……。
Maya:飛行機に乗っている男性が出てきました。
リンドバーグみたいな。
空から下を眺めています。
その男性の額にホクロがあります。
私:では、彼には特別な能力があるのですか?
Maya:今、景色を見ているけれども、同時に別の景色も見えます。
私:別の次元にもつながるということ?
Maya:そうです。
私:彼はその自分の能力をどう思っていますか?
Maya:見えることが良いことだとは思っていません。
悪いことも見えてしまうので恐怖を感じています。
怖いと思っている。
そんなものは見えないほうがいいと思っています。
私:でも、それはシナリオですよね?
自分でそういうシナリオを作ってきたんですよね?
では、その男性が生まれる前の、魂の時点に戻ってください。
なぜ彼は「視える」人生を選択しましたか?
Maya:先のことが何も分からないと人生は不安だから、全部見えたほうがいいと思って、そういう人生を送ってみようと思いました。
私:そして、そのような人生を体験したわけですね。
その人生が終わって、中間世(=あの世)に戻ったとき、どう思っていますか?
Maya:やっぱり先のことはわからない方が楽しいと思っています。
私:なるほど。
①生まれる前には、人生において先のことがわからないのは不安だから、すべてが視えたらいいのになと思った。
で、そういう人生のシナリオを作って降りてきた。
②すべてが視える人生を送ってみた。
良いことだけではなく、悪いことも視えるので、怖いと思った。
③あの世に帰ったときに、やっぱり先の事はわからない方が人生は楽しいと思った。
私:ということですね?
それなのに、また女の赤ちゃんに生まれたときに、(ホクロありの)視える人生を選んだのはなぜですか?
Maya:人の心には闇がある。
視える能力を持つことで、闇のある人に光を見せてあげようと思いました。
良い未来だけを視て教えてあげればいいと思いました。
私:それなのに、生まれたらすぐにホクロを取られ、その能力を失ってしまいましたね?
そのことをどう思いましたか?
Maya:もう自分の人生には意味がないと思いました。
だから(敢えて)家を焼かれ、その人生が終わるようにしました。
ホクロを消さないで、自分のことを信じてもらえたらよかったのにと思いました。
私::でも、それもまたシナリオですよね?
なぜそのような人生を選択したんですか?
Maya:親からひとつの愛をもらいました。
だから、中間世に帰った時は感謝しています。
でも、自分のやりたいことができなかったので悔しいと思っています。
私:なぜその悔しさを経験しようと思ったの?
Maya:今世のためです。
そのテーマを今世に残すためです。
今世でその続きをやるために、あえて残しました。
「やりたいことができなくて悔しい」と思えば、今世に転生したときに、今度こそ絶対にやり遂げたい! と強い信念に変わるから。
強い信念に変えるためでした。
へえ・・・!
そんなしくみだったのですね!
シナリオを紐解かないとわからないことですが、こうして紐解いてみると、転生のしくみは本当にうまくできています。
Mayaさんは子供の頃から、「私には何か使命がある、今生では絶対にそれをやりたい!」といつも思っていたそうです。
魂は覚えているのですね。
私はヒプノセラピストなので誘導は得意ですが、その際にいつも気をつけていることは、ただ過去世の場面だけを視てもらうのではなく、
どうしてそういうシナリオを作ったのか、
なぜ、そんな体験をしようと思ったのか、
体験してみてどう思ったのか、
学びは何だったのか、
など、ご自身が人生のしくみや真理に気づけるようにすることです。
単に「こんな過去世があったんだ」ではなく、すべて自分が作ったシナリオですから、魂の自分は何を体験したかったのかを知ることがとて重要だと思っています。
この世界でさまざまなことを体験するために、魂は「肉体」という器に入ります。
「肉体」を持つと、「心」が生じ、「感情」が生まれます。
そして、シナリオであったにも関わらず、「心」が深い傷を負って、それを今生にまで引きずる場合もあります。
そのような時には、直接、過去世の魂と対話をします。
現世でのカウンセリングやセラピーとなんら変わりません。
魂が癒やされると、ようやく過去の「感情」を解き放つことができます。
さて、Mayaさんの過去世ですが、本来視たかったのは、レムリア時代です。
私:さっきの赤ん坊の人生はレムリア時代ですか?
Maya:違います。
私:ではレムリアの過去世を見に行ってください。
(つづく)
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