(つづき)
預けられているときに、何か大人の嫌な話を聞いているのかと尋ねると、
「ジジがババの悪口を言うのが嫌」と言うのです。
「もっとおばあちゃんが孫の面倒をみればいいのに」とおじいちゃんが言うのだそう。
お子さんが言うには、自分はジジもババも好きで、遊びに行くのも楽しい。でも、ジジがババにそういうことを言うのが、聞いていて嫌だと。
今度は、イスにおじいちゃんを(イメージで)座らせ、なぜそんなことを言うのかと尋ねると、「小さい子供の扱いがよくわらかないから苦手だ」と言います。
なるべくおばあちゃんに押しつけたいのでしょうか。
孫が生まれ、近くにいて頻繁に会える、一緒に遊ぶ時間を過ごせることがどれだけ幸福なことかわかりますか?と言うと、
おじいちゃんは「そんな風に考えたことがなかった」と。
おじいちゃんは末っ子だったので下の子供の面倒を見る環境に育ってはいないし、我が子を育てたときは自分は仕事、妻が子育てという状況だったので、孫をもって初めて小さな子供をあやす経験をしているそうです。
ハナさんのお子さんが、「ジジもババも好きだから、ババの悪口を言わないでね」と訴えてエンプティチェアは終了。
「ジジにはちゃんと伝えたし、ジジも今こういうことを学んでいる最中だから、ね」とお子さんに伝えると、
「うん、わかった。ママ、ありがとう。マサコさんも、ありがとう」
思わず涙しそうでした。
このお子さんはたぶんとても霊性が高いのです、
愛にあふれ、みんなが大好きで、だからこそ、みんなが悪口を言わず仲良くしてほしいのでしょう。
周りの大人が子供の気持ちを理解し、このようにできる範囲でサポートをしてあげたり、なにより、状況を説明してあげることはとても大切です。
このあと、講座で「過去世の書き換え」を練習しました。
おじいちゃんとこのお子さんの「今解放すべき過去世」へ誘導すると、古い時代に父親と男の子がふたりで暮らしている場面が出てきました。
母親は亡くなっているようです。
父親は仕事が忙しく、かつ子供の扱い方がよくわからなくてあまり面倒を看ていません。
あるとき、仕事で家を空けている間に、子供が不慮の事故で亡くなってしまいます。
父親には後悔と罪悪感が残ります。
この父親が今生のおじいちゃんで、男の子がハナさんのお子さんなのでした。
おじいちゃんの過去の感情も解放されたし、、これからは預けられている間、ストレスなく過ごせるといいな~
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