(つづき)
私:S美ちゃん、今、「助けて」っていう言葉が来たから、きっと、これ、
怖いものではなくて、たぶん、堕天使だと思う。
助けて欲しいんじゃないかな。
そう言いながら、ふと脳裏に浮かんだのは、S美ちゃんが最近まで付き合っていた彼のことです。
別れ話をしても、「見捨てないでほしい」と言う彼、そして、その言葉に罪悪感を抱き、悩むS美ちゃん。
「見捨てる」というキーワードからいくつもの過去世が浮上し、「解放」をしてきたはずなのですが・・・・・。
ほかにも何かあるのでしょうか・・・。
もしかすると、魂レベルで彼を助ける任務がまだ残っているので、それをやらずに去ることが、「見捨てる」ことになるのかも・・・。
過去世を見に行きます。
彼は、「光の世界」から降りてきた人です。
地球に貢献できるとワクワクしてきたのに、意に反して、遺伝子操作のような仕事をさせられています。
あまりにも純粋だったので、誘われるままに「役に立つ仕事なら」と引き受けてしまったのですが・・・。
槍のようなものでひたすら牛の後頭部を突き刺しています。
血が吹き出て・・・。
嫌で嫌でたまらない。
自分はこんなことをやるために地球へ来たのではない。
絶望感、後悔、自己嫌悪・・・。
次第にマイナスのエネルギーに蝕まれていきます。
S美ちゃんに、
「解放が必要なのは、この過去世ですか?」と聞いてみると、S美ちゃんのペンが紙に「×」のマークを描きました。
私:う~ん・・・。この過去世じゃないのかなあ?
すると、今度は「∞(無限大)」のマークが描かれました。
私:あ、きっと、同じように、絶望的な過去世を何度も繰り返してきているってことね?
「一括消去」がいいと思うけれども、まずは、今見た過去世を書き換えて、その後に一括消去しますね。
書き換えを見に行きます。
「光の世界」に彼とS美ちゃんがいます。
彼が下界へ降りる時に、S美ちゃんが、
「待って、これを持っていって」と、ある小さなものを渡します。
それは透明な星型の物です。
地球へ降りて行って、何らかの判断が必要になったとき、
たとえば、誰かに「この仕事を手伝って」と言われた際に、
「やるといいよ!」という場合には、星の中から黄色い光が出て、
「いいよ、すごくいいよ!」というときには、星の中がレインボー色にくるくると回りながら光り、
「やらない方がいい」という場合には、何も光らない。
「地球」という未知の世界の中、自分で判断がつかないときは、この星の光がサポートをしてくれるのです。
彼はこの星のおかげで、楽しく仕事をやっていくことができました。
このストーリーに書き換えたあと、「一括消去」を行いました。
「同じような過去世のエネルギー、集まって」と呼びかけると、
まるでナイル川のような大きな川が現れ、その両岸から小さいデビルたちが続々と集まってきて、我先にと川に飛び込んで行きます。
川の中にうじゃうじゃとデビルたちが・・・。
川の側から来た人たちが終わったかと思うと、今度は遠くの山からデビルたちが次々と川をめがけてやってきます。
S美ちゃんが上から降りてきて、星形の光をこれでもかこれでもかと、どんどんどんどん川に投げ込んでいくと、黒いデビルたちがパーッっと光に変わって昇華されていきます。
デビルたちが終わると、今度は遺伝子操作の実験に使われた牛たちが続々と集まってきて、川に飛び込んでいきます。
牛たちの悲しみ、そして、その牛たちへの(デビルたちの)後悔も一緒に光化されていきます。
飛び込む者たちがいなくなると、川面はまるで光の粒子で溢れたかのようにキラキラと光り輝いています。
そのとき、遠くから仙人のような人が現れました。
川の端を手に持ち、まるで一反の布を手前にすっと引き寄せるかのように、(川を)引っ張りあげると、そのまま引っ張りながら空へ空へとと昇っていきます・・・・。
まるで天の川の片端を掴んで、運んでいくかのように・・・。
S美ちゃんが、
「マサコさんは、私が空の上から星を投げているイメージと言ったけど、私には、みんなが光の粒子に変わっていくイメージに視えました」と。
「これでOKですか?」と聞くと、S美ちゃんの持つペンがきれいな「〇(丸)」のマークを描きました。
最初に、「眼」と一緒に出てきた変な図形も、一括消去が終わったあとにS美ちゃんが手をかざすと、すーっと消えて白紙になったのが視えたそうです。
すごい~
S美ちゃん、「自動書記」ですいすい「解放」をやってる~!
この解放のあと、「ほかに何か、ある?」と聞くと、S美ちゃんが、以前から胸に痛みがあって、気になるので最近検査をした、結果はまだ出ていないけれど、ガンかも?と不安に思っていると言います。
「じゃあ、上に聞いて?」と、紙にイラストで胸の形を描いてもらいます。
自分でもしこりのある場所が正確にはわからないというので、ペンに「どこ?」と聞くと、勝手に動いて、イラスト上でその場所を指しました。
右手で「ガンですか?」と聞いてもらうと、「じゃない」という言葉を勝手に書きます。
よく、潜在意識につながるには利き手でない方の手を使うと言うけれども、あんまり関係ない気がしました。
S美ちゃんのように、既に「上」につながっている人には、右でも左でも、どちらでもよいのでは?
「そうだ」という答えがきました。
S美ちゃんの場合、イメージングを使って潜在意識に繋がると寝落ちしてしまうので、どうすればいいんだろうと思っていたのですが、
こんなふうに潜在意識の中を紙に転写して視覚化したり、自動書記で潜在意識と対話をしたり、解放したりできるとわかって驚き!
本当にすごい!
S美ちゃんも自分にそういう方法が使えるとわかって喜んでいました。
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