(つづき)
この解放の後・・・。
ヨウさんは個展を見に来た現役生徒のフサちゃんたちと昼食に。
私はギャラリーで留守番をしていました。
すると。
戻ってきたヨウさんが悲痛な顔をしています。
開口一番、
「マサコさん・・・!
まだ、なんか違和感がある!」
(え・・・・?
あの解放じゃだめだったのかな?)
ヨウさんが高野山で号泣した話を繰り返すのを聞いて、
(そっか!
たったひとりの日本兵を救っただけではダメなんだわ!
お坊さんは日本兵たち全員のために泣いたんだもの)
ヨウさんが感じて解放した日本兵は、
「象徴」として顕れただけなのかもしれません。
救うべきは全員!
みんなを何とかしてあげたかったとういうお坊さんの心残りがあるのでしょう。
そして、ヨウさんの過去世は、やはりこのお坊さんなのです。
以下は、ヨウさんの解説。
「謎が解けました。
私はインパール作戦で悲惨な亡くなり方をした何万もの兵士の事を思い、悲しんでいたビルマのお坊さん。
何もできななったという、罪悪感。
一人を光に返したのでは足りない、
インパール作戦で亡くなった全員を光に返さなければ…!」
再びヨウさんを誘導します。
いきなり書き換えのストーリーを視るのではなく、まずは死んだ後に魂が戻って行く「中間世」へと誘導しました。
人は必ず自分のシナリオを決めて生まれてくるので、この人生で学ぶべきことは何だったのかを聞いてみたいと思ったからです。
「戦争では決して誰も幸せにはなれない。
国を守るため、
人名を守るために始めた戦争であっても、
結局はお互いに殺し合い、命を奪い合って、
みんなが不幸になるだけ」
それを踏まえて、
解放のためのストーリーを視てもらいます。
「ここでもマサコさんに助けてもらいました。
正直、発狂しかけた何万人がハッピーになるストーリーなんて、思いつかなかったです。
結局、天からUFOがやってきて、亡くなった全員を光で照らします。
心も身体も魂も完璧に浄化され、光に包まれて、全員光の魂になり、平和を願う光の子として何万もの魂が世界に転生していきました。
兵士たちの魂に光を注ぎつつ、このストーリーに書き換えました。
数万人が光に還って行きました。
やっとお役目が果たせた・・・。
これでみんなが安らかになれる…
と、安堵感でいっぱいになり、涙が止まりませんでした」
この書き換えは感動的でした。
密林の上空にUFOがやって来て、あたり一面を光で照らします。
すると、たくさんの英霊たちが空へ空へと昇っていき・・・。
それらの魂は上空で「光の精霊」たちへと姿を変えて、世界中に散っていき、再び地上へと降りていくのです。
戦争の悲惨さを体験した魂たちは、今度は平和の使者として世界各地に転生するのです。
平和を願う人々の数が増えれば増えるど、その意識は世界中へと連鎖して広がってゆきます。
まるで、「百匹目の猿現象」のように、
「平和」にフォーカスする人たちが増えていくのです・・・・。
ああ、なるほど・・・・。
お坊さんはこの「解放の日」をずっと待ち望んでいたのでしょう。
この神様曼荼羅展で、
これだけの光が集結した場所だからこそ、
この大きな解放を成し遂げることができたのだと思います。
そしてまた、こんなに大きな解放をやってのけるヨウさんがすごい!
とにかく、この方、「すごい!」の一言に尽きるのです。
ちなみに、この曼荼羅・・・・。
個展最終日の終了時間ぎりぎりに飛び込んできた、元生徒のモトちゃんが気に入って購入しました。(笑)
「今、自分に必要なもの」を魂レベルで思い出させてくれるので、会社経営者として常にさまざまな問題を考え、判断していかなければならないモトちゃんには必須だったのでしょう。
ちゃんと必要とする人の元へ届くようになっているのですね~
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