個展2日目の10月14日。
個展のお知らせハガキや、
曼荼羅ハガキを作って下さったミオさんが
小学5年生の息子さんと一緒に来てくれました。
3か月前にお会いしたときに「引っ越ししようかな」と言っていたのをふと思い出し・・・。
「そういえば、どうなったの?」と聞くと、
「(今は都内在住)だけど、
できれば、横浜とか、茅ケ崎とか、
あちら方面に行きたい」と。
理由を聞くと、
「東京よりのんびりできるかなって」
うんうん、なるほど。
「とにかく、海の見える所。
海のそば、海のそば、っていうのが、なぜか(降って)くるから」
と言うのを聞いた瞬間、
「あれ? それって過去世からだよ?」
ミオ:え~? 過去世?
私:うん、港に立ち尽くしている女の人が視える。
恋人を待っているみたい。
彼は船員さんだけど、
長い航海に出たきり、帰って来なかったみたい。
それを聞いたミオさんが、みるみる涙目に・・・。
魂には記憶が残っているので、
その記憶が揺すぶられると、
当時の感情が蘇ってきます。
彼は今回の航海から戻ってきたら、結婚しようと言っていたのです。
船を降りるつもりだと。
収入は良かったのですが、
一度海に出ると、何か月も会えないからです。
しかし、彼が帰ってくることはありませんでした。
嵐に遭い、船が転覆したのです。
幸い通りかかった別の船に救助されるのですが、
ときは古い時代のヨーロッパ。
異国の地で通信手段も帰国する手立てもなく、
そこでの生活を余儀なくされることに・・・。
最初の2~3年は帰国の望みを捨てず、
「いつか必ず彼女の元へ帰る」という気持ちを持ち続けます。
しかし、それもいつしかあきらめへと変わっていきました。
現地で結婚し、家庭を持ち、生涯帰国することはありませんでした。
一方、彼女は彼の生死もわからないまま、
来る日も来る日も港に立って彼を待ち続けました。
結婚もせず、最後まで独身のままでした。
ミオさんが海のそばに住みたいと思ったのは、このときの記憶が何等かのきっかけで浮上し、
港へ行かなくちゃ!
彼がいつ帰ってくるかわからないから、港で待ってなくちゃ! と思ったからなのかもしれません。
この過去世を書き換えて解放しました。
そして、このときの恋人は誰かなあ・・・・と考えました。
というのも、
過去世で深い縁のあった人は
たいてい今生でもそばに転生しているからです。
ふと・・・。
テーブルを挟んでミオさんの向かい側に座っている、息子さんに目がいきました・・・・
あっ・・・・・!
息子さんだわ!
そのときの恋人が息子さんに転生している!
今生では親子に生まれ変わっているのです。
どうりで・・・・・。
この息子さん、
小さいときからずっと彼女のことを「ミオ」と呼んでいるのです。
彼が小学1年生のころ、
「どうして『ママ』とか、『お母さん』って呼ばないの?」
と聞いたことがあります。
「ミオはミオだから」と答えていましたが・・・。
そうか、恋人だったからなのね。
小さいころはまだ潜在意識に浸かっているので、きっと記憶が強く残っていたのでしょう。
さて、ミオさんの「海方面への引っ越し願望」に、今後変化が起きるか否か、楽しみです。
(つづく)
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