お知らせ
自動書記で描いた「世界でひとつの曼荼羅たち」は
目を見張る作品の数々です。
是非、ご覧くださいね！
（つづき）
ヨウさんが講座にいらっしゃるたびに
過去世で「繰り返し」というキーワードが出てくるのです。
で、この講座の日の朝、
ふとＳＥＮさんにも「繰り返し」の過去世が
あるのではないかと思いました。
ヨウさんにそれを視てもらいます。
ヨウ：インカかな・・・。神殿が視える・・・。
その言葉を聞いた瞬間、
なぜかＳＥＮさんが涙目に。
きっと魂の記憶が掘り起こされたのでしょう。
さすがはヨウさんです。
必要な過去世にピンポイントで降りていきます。
ＳＥＮさんは当時、やんちゃな子供です。
神殿の奥、
人が立ち入ってはいけない聖域に入り込んで
何の悪気もなく
触ってはいけない場所に手を触れてしまったため、
神殿が崩れ落ちるという大惨事を
招いてしまうのですが・・・・。
気になったのは、その人生が終わって
中間世という魂の世界へ戻った場面。
この人生を振り返って
自分のしてしまったことをどう思いますか？
と聞くと、
あ～、やらかしちゃった・・・
どうしよう、でも悪気があったわけじゃないし、
とケロリとしています。
罪悪感がないのです。
ということは
解放すべき「感情」もないわけです。
これはちょっと厄介かも、と内心思いつつ・・・。
ヨウさんに書き換えを視てもらいましたが・・。
最初の書き換えは
神殿の奥へ入ろうとしたところへ
たまたま友達がやってきて
一緒に遊ぼうよ！と声をかけたので
聖域には入らなかった、というもの。
これではきっと書き換えは無理だなと思いました。
人は「あった」ことを
ただ「なかった」ことにしてしまっただけでは
琴線に触れるものがなく、
気づきも学びも起きないため、
書き換えても効果がありません。
ヨウさんはまだ講座をスタートしたばかりなので、
こういったことを教えていないのです。
申し訳ないと思いつつ、
次なる書き換えを視てもらいます。
今度は聖域に入ろうとすると、
神官らしきおじいさんが現れて
そこに触れると大変なことが起きるからだめだよ、
と注意をしているのですが、
子供は聞く耳持たず、といった感じです。
その日は見つかったのでおとなしく帰りましたが、
翌日にはまたやってきそうです。
たとえ注意をされても
自分がやってみたいと思ったら
平気でやってしまいそうな雰囲気があります。
う～ん、これはどうしたものか・・・。
そのとき。
私の脳裏に強い口調の声が響いてきました。
「誰かを傷つけないと、
わからないのか！！」
とても怖い声です。
「上」からだというのはわかります。
かなり怒りを含んでいます。
誰かを傷つけるまで
自分が衝動的にやってしまったことが
いけないことだと気づかず、
繰り返すのか！
そう言って怒っているのです。
そんな過去世を繰り返しているのでしょう。
ヨウさんに３つめの書き換えを視てもらうと・・・。
信仰の象徴であった神殿が崩れ落ちてしまったことで、国民は祟りが起きたのだと勘違いします。
もはや我々を守って下さる神はいなくなってしまった、
もうこの土地にいてもしようがない・・・。
人々は土地を離れはじめ、
弱体化した国は敵国に攻め入られて滅びてしまいます。
その子の大事な母親、家族も全員死んでしまいます。
子供は取り返しがつかないことをしたと思い
それからはただひたすら
人のために祈るという人生を送ります。
それで罪が報われるわけではないけれども、
ほかに贖罪の方法がなかったからです。
その人生が終わるまで祈り続けます。
そして、魂に戻ったとき、
神様から、
「あなたはもう許されたよ」
と言われるのです・・・・。
このとき、ＳＥＮさんが涙を浮かべ、
「最初の2つ（の書き換え）は何とも思わなかったけど、今のはすごく胸にきた」と。
これでようやく書き換えができました。
夕食のとき、
「あの解放の後、
自分の中で気持ちが変わった。
今までは自分がこうしたい！と思ったことを
我慢できなかったけど、
今は我慢できるかも、って思える。
衝動的に動きたいっていう気持ちがなくなったかも」
と話しているのを聞いて、
へえ～！ 過去世の書き換えってすごいな～
と思っていたら
私の向かいに座っていたサチさんが
さらに驚くべきことを言ってきました。
それは・・・・
（つづく）
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