(つづき)
さて、
49話をもって終わったと思っていたこのシリーズ、
まだ続きがあったんですねえ・・・・・(笑)
それは4月13日の夜のこと。
あ、伊勢神宮へ行ってからちょうど1か月目ですね。
夜、お布団に入って、
ふとこう思ったのです。
結局、「東海道53次」、歩かなかったなあ、って。
子供の頃、
永谷園のお茶漬けに付いていた、
広重の東海道53次浮世絵カード。
集めていたわけではないけど、
興味を持つようになったきっかけのひとつです。
そして、なんといっても
十返舎一九の滑稽本、『東海道中膝栗毛』。
弥次さん、喜多さんのふたりが繰り広げる、
お伊勢さんへ行くまでの珍道中が
面白くて面白くて
私もいつかその道のりを辿ってみたいと
思ったものです。
大人になってすっかり忘れていたのですが・・・。
先月、突然の伊勢神宮行きで思い出したものの、
「あ~あ、結局、新幹線で行っちゃったなあ」
と思っただけでした。
ところが、その夜、
再びそのことを思い出し、
最初は、
「ま、いっか。
死んで魂に戻れば
ひとっ飛びで行けるしね」なんて。(笑)
が、
「待てよ? せっかく足も治ったんだし、
肉体のあるうちに(つまり、生きているうちに)
行こうかな」という考えが頭をよぎりました。
いつも腰の重い私が
今回は早かった![]()
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翌朝には出発地点の日本橋へ向かい
1区間、品川駅までを歩いたのです。
多少、道に迷いつつ、ノンストップで2時間。
つい1カ月前まで、
徒歩5分の商店街へ行くにも
歩くと足の甲が痛くて
びっこを引きながら歩いていたのが嘘のよう・・・。
歩けるってありがたいなあ・・・・
そして、一週間後。
この日は15時まで講座があったのですが、
終わるやいなや品川へ向かいます。
どうしても「行きたい」という気持ちを抑えきれなくて・・・・。
17時すぎにスタートして、
川崎近くまで
10キロを2時間半ほどかけて歩きました。
驚いたのは
体が前へ前へと
ぐいぐい引っ張られていくこと。
それに合せてあわてて足を踏み出す感じ。
ちょっと変だな・・・・と。
あの久高島や
何が起きているのだろう・・・・?
一週間後の3回目。
ようやく理由がわかりました。(笑)
(つづく)
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