（つづき）
子供の頃に読んだ絵本の中に
お化けの挿絵があったり、
私が子供の頃は、
夏になると、テレビで
「あなたの知らない霊の世界」
みたいな特番をやっていたり。
「日本昔話」のようなものにも、
お化けとか、祟りといった話が出てきたり・・・・。
小さいころから
知らず知らずのうちに、
そういう情報をインプットして、
「お化けがいるんだ」、
「お化けは怖いんだ」、
という概念を植え付けられているので、
遊園地のお化け屋敷に行っても、
作り物のお化けが怖い・・・。
幽霊が飛び出してきて、
中にはバイトのお兄さんが入っているとわかっていても、
「ギャーッ！」って叫んでしまう。（笑）
なので・・・・。
２年前、
デンマーク在住の日本人から、
「デンマーク人は霊を信じない」
って聞かされた時はびっくりしました。
「お化け」とか「幽霊」という概念そのものが
ないそうです。
（デンマーク人が全員そうだとは限りませんが）
そして、こんな面白いことを・・・。
「日本に帰国したときは、
薄暗い路地とかをみると、
わ～、不気味、何か出そう！
って思うけど、
デンマークではそういう場所があっても
からっとしていて、何も感じない」って。
誰一人として、
薄気味悪いという概念を
持っていないからなのでしょう。
国民全員が
「幽霊なんていない」と思っていたら、
そういう想念自体が存在しない・・・。
この話を聞いたときは
まさに目から鱗でした。（笑）
あと、たとえば、イギリスは、
幽霊が出る部屋は人気があって、
家賃が高いと聞きます。
同じ地球上なのに、
ある国だけは霊が存在しなくて、
ある国では歓迎されて、
ある国では恐れられる・・・・って。
国民性によって、
こんなにも「色」が違うわけです。
スピリチュアルの技法も然りです。
アメリカのものだと、
『エクソシスト』のように、
悪魔祓いなどの概念がある
お国柄だからなのか、
浮遊霊への対処の仕方が
内容に盛り込まれていたりします。
最初から
「浮遊霊」なるものの存在を前提に
「こんなふうに対処しましょう」
「こうやって除霊すればいい」って。
そうすると、
今までそんな概念がなかった人でも、
「そうなんだ、浮遊霊がいるんだ」
とインプットしてしまう可能性も
無きにしも非ずです。
せっかく、いろんな制限を外して、
より自由になるために
スピを学んでいるのに、
新たな制限を作ることにもなりかねません。
所詮は誰かが考えた技法を教えるわけですから
それを鵜呑みにすると、
「その人の概念」を刷り込んでいく
ことになってしまいます。
私がお伝えしている内容も同様です。
自分の経験値しか話せませんし、
それは私にとっての真実であっても
万人に合致するとは限りません。
スピリチュアルの世界は目に見えないし、
確認もできないからです。
それゆえ、
しっかりと自分の軸を作って、
様々な情報を
取捨選択していくことが大切だと思います。
そのための有効手段のひとつが
潜在意識にアクセスすること。
その領域に
すべての答えがあるので、
自分で繋がって確認できるからです。
講座でもその練習をたくさん行います。
そういえば、
以前、練習の際に、
悪魔や悪霊について
確かめたことがあります・・・。
（つづく）
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