(つづき)
洞窟のおじいさんへ話しかけます。
「なぜ、そんなことをしているの?」
「誰にも相手にされないから寂しい」
「なぜ、子供たちを池に落とすの?」
すると・・・・。
衝撃的な事実が。
「私の子供も3歳のときにさらわれた」
つらくて、悲しくて
気も狂わんばかりで、
同じ年頃の子供を見て
つい連れてきてしまった・・・・・
「最初はそんなことをするつもりではなかった。
でも、子供に騒がれて・・・」
うろたえて
池に突き落としたというのです。
それが始まり・・・・。
「今、自分でこの人生を見てどうですか?」
「こんなこと、やらなければよかった」
おじいさんのさらわれた子供を呼んできます。
「お父さんのやっていることを見て
どう思いますか?」
子供:どうしてそんなことをするの?
いやだ、もうやめてよ。
そして、償ってほしい。
「おじいさん、それを聞いてどうですか?」
「もうしない」
ここで、ヒプノのセッションでやるように
おじいさんの人生が終わった後、
魂が中間世へ戻った場面を視てみます。
「今の人生を振り返ってどうですか?」
「後悔している」
「この人生でのテーマ、学びは何だったんですか?」
「愛を学ぶこと。
子供に対する愛。
人を憎むとかではなく、
いなくなっても我が子を愛し続けること」
通常、ヒプノであれば、
ここで終わるのです。
が、「上」から教えられたように
続いて「書き換え」のストーリーを視てみます。
書き換えというのは
過去世を「上書き」して変えるのではなく、
正確にはシフトチェンジする、
つまり、
この世界はパラレルになっていて
似たり寄ったりのストーリーも
たくさん存在するので
自分にとって好ましいものを覗いてみるのです。
スーパーヘ行って、
リンゴ売場で
このリンゴにしようかな、
あ、こっちの方が甘いかな?
と、あれこれ手にとってみるようなものです。
過去のストーリー自体は
必然で起きています。
悲しみも、後悔も罪悪感も
「体験」として必要だったわけです。
しかし、
それらはもう「過去の産物」であり、
終わったことなのです。
にも関わらず、
潜在意識の中に「感情の記憶」として残り、
転生した先の人生においても
影響を与えてきます。
「感情の記憶」は
言葉を変えるなら
「思い込み」や「固定観念」とも
表現できます。
思うに、人生は
①何かの出来事がある
⇒②感情が生まれる
⇒③固定観念となる
の繰り返しかもしれません。
出来事⇒感情⇒固定観念
たとえば、会社の上司Qさんが
①飲み会のときに意地の悪いことを言ってきた
②すごく嫌な思いをした
③「Qさんは嫌な人」という固定観念ができる
以来、Qさんのことを
「嫌な人」「あまり好きじゃない」「苦手」
と思いながら接するわけですが、
そんなある日、
①たまたま自分が困っているときに
すっと手を差し伸べてくれた・・・・
途端に
②あれ? 私が思っているほど
悪い人じゃないのかも・・・・・
③けっこういいところもある人だわ、
と視点が変わり、結果、
固定観念が変わったりします。
こういうことは日常茶飯事に起きています。
以前、生徒さんたちと
食事に行った際、
Hさんがフルーツの盛りあわせを頼み、
「たいていのフルーツは好きだけど
マンゴーだけは嫌い」と話していました。
やがて、盛り合わせが運ばれてきて
食べ始めるのですが、
「この黄色いの、何かしら」
と口に運び、
「わあ! おいしい!」
「それ、マンゴーだよ?」
とみんなで大笑いしたことがあります。
きっと以前に食べた時は
あまり好ましい味がしなかったのでしょう。
マンゴーはまずい、だから嫌い、
という固定観念を持っていたのが、
たまたま
フルーツ専門店でマンゴーを食べて
「美味しいマンゴーもある!」
と観念が変わった瞬間です。 (笑)
今生で再体験できることなら
このように固定観念を変えることができますが、
過去世をやり直すことはできません。
ですから、
記憶が残っている「潜在意識」の中で
「観念の書き換え」を行うのです。
(つづく)
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