(つづき)
このあとの場面に涙しました。
谷底に横たわる女性は、あまりの悲しさからか、
そこに横たわったまま、まだ光に帰れていないようです。
すると、
一人のお坊さんが現れました。
彼女のそばにひざまずき、
そっと両手を取って、合掌させ、
祈り始めました。
しばらくすると・・・。
彼女がすうっと起き上がるかのように視えました。
肉体は横たわったままのところを見ると、
どうやら魂が抜けだしたようです。
そして、お坊さんに手を引かれ、
上に、上に、
光の世界へと
帰っていきました。
その場面を見ながら、言葉を失いました。
お坊さんは、「私」でした。
まるで、今、ここにいる自分が時空を超えてお坊さんの形でお迎えに行き、
彼女を成仏させたかのようです。
彼女は、「助けて」と言っていましたが、
こんな形で助けたのでしょうか・・・・。
私が語るストーリーを聞いていたY子さんが、
わあっ!と泣き始め、
その涙は尽きることなく、
伝授を中断したほど・・・・。
泣いていたのは、Y子さんではなく、過去世の女性なのでしょう。
「魂」が泣いていたのだと思います。
今回のレイキ伝授を依頼してきたのは、この女性でした。
この伝授を通して、ようやく解放されたのです。
(つづく)