5月18日の日経平均株は285円18銭安(1.44%)の1万9529円70銭。
東証株価指数(TOPIX)は21.48ポイント安(1.36%)の1554.34。
東証1部の売買代金1兆4147億円、売買高11億3517百万株。
東証1部の値上がり銘柄数は193、値下がり銘柄数は1759、変わらず63。
業種別TOPIXで電力が上昇。
一方、保険、証券、銀行、石油、鉱業、ガラス、電気機器などが下落。
東証2部指数は1.14%安。
新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均は0.93%安。
東証マザーズ指数が1.4%安。
REIT指数は0.1%高。
前場の東京株式市場で日経平均株価は前日比の下げ幅を一時365円あまりに広げ、
1万9449円を付ける場面があった。これで5月2日の1万9464円の窓を埋めた。
トランプ米大統領とロシアの不透明な関係を巡る「ロシアゲート」問題が意識され、
前日に米株が大幅に下落した。
外国為替市場では円相場が1ドル=111円52銭と大幅に円高が進んだ。
為替変動の影響を受けやすい輸出関連銘柄を中心に、海外投資家の売りが膨らんだ。
米長期金利の上昇一服で金融株も安い。
内閣府が発表した2017年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値は前期比年率で
2.2%増となった。QUICKがまとめた市場予想の中央値(1.8%増)を上回った。
ただ米株安の影響が大きく寄り付き時点での反応は限定的となっている。
きょうはチャート上にあいた窓(1万9464円)を埋めたことで、大引けにかけて
下げ幅を縮小して終えることができれば、先高感は維持される。
個別では米長期金利が約1カ月ぶり低水準をつけ、三菱UFJ、野村など金融株が急落。
米フィラデルフィア半導体指数(SOX)の下落を受けて、東エレクなど半導体関連銘柄も安い。
コマツ、ソフトバンク、ファナック、東芝、アルプス電気、トヨタも下落。
半面、武田薬、花王、ファンケルが上昇。森永乳業、山崎製パンやJTも上昇した。
エムアップが大幅高。グリー、澤藤電機が急上昇した。東京瓦斯、北陸電力が上昇。
他のアジア市場では中国が0.22%安、香港が0.37%安、韓国は0.44%下落。