5月31日の日経平均は351円62銭安(1.12%)の3万0976円54銭。
東証株価指数(TOPIX)21.35ポイント安(0.99%)の2137.87。
東証1部の売買代金1兆7769億円、売買高6億5272百万株。
東証1部の値上がり銘柄数224、値下がり銘柄数1567、変わらず44。
業種別TOPIXでは精密機器、食料品、銀行が上昇。
一方、鉱業、鉄鋼、卸売、石油、金属製品などが下落。
東証マザーズ指数は0.06%高。
REIT指数は0.05%高。
前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落して始まった。
一時、前日に比べ400円ほど安い3万928を付けた。
経済産業省が寄り付き前に発表した4月の鉱工業生産指数は市場予想に反し低下し、
生産活動の停滞を嫌気する売りが出た。
日経平均は前日まで4日続伸し、1990年7月以来33年ぶりの高値を連日で更新しており、利益確定売りも出やすい。
4月の鉱工業生産指数は前月比0.4%低下した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は前月比1.5%上昇で、
予想に反して3カ月ぶりの低下となった。
財務省と日銀、金融庁は30日夕、国際金融資本市場に関する情報交換会合(3者会合)を開いた。
足元の円安に対するけん制との見方もあり、外国為替相場での円安は一服。輸出関連株を中心に重荷となっている。
政府は朝方、北朝鮮がミサイルを発射したもようだと全国瞬時警報システム(Jアラート)を発令し、沖縄県に避難を呼びかけた。現在は避難呼びかけは解除されたが、地政学的リスクの高まりも投資家心理の悪化につながっている面がある。
個別ではアドテストと東エレクが下落。川崎汽船、日東電工、SUBARUと三菱ケミG、丸紅も安い。
一方、独ダイムラー傘下の三菱ふそうトラック・バスとの経営統合が発表された日野自は急騰。三菱UFJ,ソフトバンクG,トレンドマイクロ、テルモが上昇。