PN:おからママ 女性
私が住んでる地域にはろくろ首の伝承が残っています。
子どもの頃はよく母親に
「はやく寝ないと、ろくろ首が出るよ!」
とよく脅かされたものです。
この話は私が高校生の時に体験した話なのですが
当時の私は少し素行が悪く毎夜毎夜、深夜に公園で集まったり車やバイクでドライブへと行ったりと夜遊びをする生活が続いていました。
その日もいつも通り友達と遊んで早朝4時くらいに家に帰宅しました。
当然両親は寝室で寝ているので音をたてないように自室に戻り疲れていたので即寝てしまいました。
寝てから暫くは何か夢を見ていたのですが次第に首に違和感がありパッと目を開けると目の前に自分の寝ている胴体。
首のところにはまるで獣みたいな何かが蹲り、私の首を引っ張っているのです。
その獣のようなモノは体操座りのような体制で両手で私の首を引っ張る。
私も当時負けん気が強かったのですぐにその獣のようなモノに近付き引っ張るのをやめるように抵抗してみるのですが全く触れられません。
諦めてただ見つめていると次第にその獣のようなモノの姿が薄くなり気が付くと朝になり自分の体に戻っていました。
急いで首を確認したのですが特に何もなかったのですが布団をめくると大量に動物のような毛が。
あれは一体何だったのでしょうか?
もちろんペットの類は飼っていませんし全てが謎に包まれています。
ろくろ首はあの獣のようなモノによって生み出された?
信じてくれませんが本当にあった変な体験でした。