因果応報 | 怪談24時

怪談24時

全国を色々旅してきた筆者が聞いた怪談を発散していくブログです!
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PN:ゴリラ父ちゃん 男性


これは僕が子どもの時の話です。

子どもの時って特に男の子とかは分かってくれると思うんですけど生き物を無意味に殺したりしちゃうじゃないですか?


もちろん今はしませんけど

なんか虫が歩いてたら踏み潰しちゃったりとか

そういう事です。

僕も子どもの時に虫を怪獣と称して殺したりするという事をよくやっていました。


ある時、父と母に連れられて祖母のお墓参りに行った時の事です。


そこは僕の住んでる県でも田舎の山の奥の方にある共同墓地なんですけど、そこでついでにお墓の掃除をする事になりました。


一生懸命に雑草とかを抜いていると目の前に

自分が住んでる場所では見た事の無い大きな蟻が一匹いたんです。


無性に僕はその蟻を潰したくなり

蟻に向かって石を投げつけ始めました。


だけど蟻はすばしっこくて石は全く当たらなかったんです。


その時です。

何かが僕の耳たぶを掠めた気がしました。


そして目の前に石ころがドスンッと地面にめり込んだのです。


それが立て続けに3回も

ドン!ドン!ドン!

と3つの石ころが地面にめり込んで僕は驚ました。


誰かが投げたと思って振り返ったのですが後ろには祖母の墓しかありません。


私は蟻を殺そうとした後ろめたさもあり今日まで誰にも言えませんでしたが、生き物の命を遊ぶなと祖母が教えてくれたのでしょうか?


同じ目にあってから僕はむやみに生き物を殺すことはやめました。


誤字脱字あったらすいません。