ボロ着て奉公 | 怪談24時

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全国を色々旅してきた筆者が聞いた怪談を発散していくブログです!
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よろしくお願いします^_^

PN:フクロウ 男性


小さい頃、母から聞いた話です。


幼さもあり当時はめちゃめちゃ怖かったです笑


ある村の貧しい家庭に1人の男の子が生まれました。


一家は貧しい事もあり、男の子は町人の元へ奉公に出されてしまいました。


奉公先の町人は凄く厳しくすぐ男の子に手を出したり、酷い扱いを受けていました。


ボロボロの着物を着せられ、食事にもろくにありつけません。


ある時ちょっとした仕事の不注意で

家主から酷く怒られ2畳ほどしかない部屋に閉じ込められてしまいました。


その頃には男の子は涙も枯れ果て

部屋の上の方にある窓をずっと眺めていました。


窓の外ではスズメが飛んでいます。


「あぁ。。。僕も鳥になれれば故郷の村に帰れるのになぁ。。。」


男の子がそう思っていると

男の子の体は鳥になり、窓から飛び立ってしまいました。


その地域では今でも

「ボロキテホーコー」

ボロ着て奉公


と無く鳥がいるそうです。


ちなみに最近調べたら

「ボロキテホーコー」と鳴く

フクロウがいるそうです。