こんにちは、アダルトチルドレン専門カウンセラーの、松山功子です。
あなたは、もう、お気づきでしょう?
世の中、アダルトチルドレン (AC)・愛着障害について、特徴やタイプなど、解説や分析は山ほどあるけれど、
では、具体的にどうすればいいのか?
肝心の解決法が書かれていない。見つからない!
でも、アダルトチルドレン・愛着障害の、明確な克服方法は、あります!
それも、従来の方法よりも、ずっとスピーディに、ラクに、効果的に、アダルトチルドレン・愛着障害の生きづらさを、根本から解消する方法があるのです。
今日は、それを書きます。

私は、皆さんと同じように、長年この問題に苦しみ、
共依存・依存症の専門家から、この問題について学び、自分でも、様々な心理療法やセラピーを学び、実践しながら、
20人以上のカウンセラーから、計100回近いカウンセリングを受けて、
専門家に助けを求めてから18年目に、やっと!生きづらさを解消しました。
この20数年、アダルトチルドレン・愛着のテーマをなんとか乗り越えようとしている、数多の仲間に会っています。
そのような経験を踏まえて、私、松山功子が考える、
「アダルトチルドレン・愛着のテーマの克服方法。回復へのステップ」
は、次のとおりです。
*「生きづらさの根本原因とそのメカニズム」を、まだ読んでいない方は、こちらをどうぞ。
<目次>
1:【最優先】先に、潜在意識の苦しい思い込みを解除する
2:【最優先】神経を鎮める
・感情に乗っ取られないスキル
・ネガティブ感情のリリース
3:カウンセリング
・安全な場所で、自分の話を聞いてもらう
・何が起きているのかを理解する
・トラウマや苦手意識を癒す
・心の中の小さな子どもの自分を癒す
・地雷を小さくする
4:原家族で学べなかったことを学ぶ
・自分と他人の境界線(バウンダリー)
・ノーを言う練習
・わたしメッセージ
5:セルフケア
・日々のセルフケア
・時折チェックして、軌道修正する
1【最優先】
先に、潜在意識にある、苦しい思い込みを解除する。
生きづらさを克服するには、顕在意識と潜在意識(意識と無意識)の両方を扱う必要があります。
そして、優先すべきは、潜在意識です。
なぜなら、
・潜在意識(無意識)の方が、圧倒的に強力だから。
潜在意識95%>>>>>意識5%
・アダルトチルドレンの方、愛着のテーマをお持ちの方は、環境因で、潜在意識に、あまりに過酷でネガティブな思い込み(考え、信念)が刻まれているから。
・それも、強烈に刻まれているから。無意識レベルで、命の危険を感じた時、その思い込みは強く刻まれます。
・過去はもう終わっているのに、苦しさ・生きづらさが、今もずっと続いている理由。
・親(養育者)と別居しても、親が亡くなっても、ずっと苦しく、生きづらい理由。
・私たちが、これまで、何をどれだけやっても、変われなかった理由。続かなかった理由。
・アダルトチルドレン、愛着のテーマの場合、従来のカウンセリングでは、時間がかかりすぎる+部分的に改善はしても、解決はしない理由。
は、ほぼ、ココ(潜在意識の思い込み)にあります。

しつこいですが、あなた(本人)のせいではありません。
子どもが、一定の環境下に置かれると、どんな子どもでも、大なり小なり、こういった影響を受ける。そういうものです。
そして、あなたは、今から、
生きづらさの大元である「潜在意識の思い込み」を解消して、幼少期の環境や経験からの悪影響をぐんと減らし、
新たに、自分で選び直した、新しい考えを潜在意識に入れて、善い影響を自分に与えていく
ことができます。
いえ、そんなに大変なことではありませんよ。
いただいた感想です。
頭の中で、自分を責める声が、ピタッと止まりました!
あんなに執拗だったのに、何も、出て来ないんです。
頭の中が、しーんとしています。
嬉しくて、もう、泣きそうです。
初めて、力が抜けて、静かに、くつろいでいます。
「世の中は敵! 助けてくれる人はいない!」
人生ずっと、一人で戦っていたような気がします。もう、何だったんでしょう?(笑)
自己肯定感が低く、自分に価値などないと思っていた私が、
「私には価値がある」「私は、大切な存在」
今、素直にこう思えます。
この有り難さ、尊さ。嬉しくてなりません!
あなたの苦しさ・生きづらさも、解消できますからね。
話を続けます。
◾️ 生きづらさの大元「潜在意識の思い込み」とその影響
ここでいう、潜在意識の思い込みとは、
・子どもが、成長途中の未熟な脳で、できごとを解釈して、学んだ考え。刷り込まれた考え。
・あの環境で、どうにかして生き延びるための、子どもなりの戦略。
のことです。
・アダルトチルドレンの方、愛着のテーマをお持ちの方が、どのような思い込みを持ちやすいか?
・その思い込みがあると、どんな影響が出やすいか?
具体的に見てみましょう。
アダルトチルドレン・愛着障害の生きづらさは、幼少期に、子どもが健康に成長するための条件が、欠けていた・足りなかったことから、始まります。
子どもが健康に成長するための条件:
衣食住、医療、教育のほかに、
・安心安全
・無条件の愛
・安定した頻繁なコミュニケーション
(求めた時に、安定して、適切に応答してもらえる)
これらは、心の栄養。子どもにとって、酸素のように、なくてはならないものです。
例えるなら、私たちは、酸欠のまま、フルマラソンを走っているようなもの。
そのままでは、苦しくない方がおかしいのです。
成長のために、なくてはならない条件が欠如した場合、いったい、何が起こるのでしょうか?
<安心安全が不足していた場合>
◾️潜在意識の思い込み
「この世は恐ろしいところだ」
↓
「命を守るために、常に、警戒しなくてはならない」
↓
◾️脳で起こる現象
脳の、本来は非常時だけ活性化する部分「扁桃体(へんとうたい)」が、24時間活性化。
↓
◾️現実に起こること
過剰警戒。常に緊張。休まらない。リラックスできない。敏感(HSP ハイリーセンシティブパーソンに似た状態)。ちょっとしたことでも、大ごとに感じる。
結果、生きているだけで、ものすごく疲れる。慢性疲労。うつや、不安障害や、ストレス性の障害のリスク↑
<無条件の愛が不足していた場合>
◾️潜在意識の思い込み
「私は嫌われる」
子どもは、親が間違っているとは、思わないのです。だから、自分を責めます。
自分が悪いから、愛されないのだろう。
→「私はダメ」「私には価値がない」
「私を理解し、愛してくれる人はいない」
「私は見捨てられる」
「人と安定した絆を保つことは、不可能だ」
↓
◾️ 現実世界での特徴・行動
・いつも不安で、寂しがり屋。
・特定の人にしがみつく。独占・支配しようとする。
・相手が自分を見捨てようとしているのでは?と疑う。
・見捨てられることを恐れるあまり、最初から人と親密に関わることを避ける。
反応パターン1:思い込みに「したがう」
・わざわざ、自分を見捨てそうな人、大切にしてくれない(できない)人を、友人・恋人・パートナーに選ぶ。
・人付き合いを避けたい人、遊び人や滅多に会えない人など、自分を大切にしない(できない)人に、惹かれる。
反応パターン2:「さける」
・親密な人間関係を避ける。
・一人で過ごす時に、過度な飲酒、過食、ネット依存などをしやすい。
反応パターン3:「埋め合わせしすぎる」
・特定の相手にしがみつく。嫉妬する。
・特定の相手に、尽くしすぎる。過度に服従する。
<安定した頻繁なコミュニケーション不足していた場合>
これは、適切な応答が、
・ネグレクトなど、圧倒的に欠如していた場合
・親が感情的に不安定だったり、忙しかったりなど、十分に与えられなかった場合
・本当に必要だった時に、与えられなかった場合
・与えられたけど、子どもからしたら、的外れだった場合
などがあります。
コレといったトラウマが見当たらず、苦しみや問題の原因がわからない場合、最後の2つが関係していることが、ままあります。
◾️潜在意識の思い込み
「私はいらない子なんだ」
「私には価値がない」
「私をわかってくれたり、愛してくれる人はいない」
「私を助けてくれる人はいない」
「私は常に孤独だ」
↓
◾️潜在意識の思い込みに基づいた戦略
「愛情をもらうためには・・・
完璧でなくてはいけない」
役に立たなければいけない」
服従しなくてはいけない」
あるいは、最初から、諦める。信じていないし、期待もしない。
「他の人から大切にされたり、わかってもらったり、支えてもらえることなんて、ない。」
↓
◾️現実に起こること
・圧倒的な孤独感。無価値感。
・周りに気を遣いすぎたり、がんばりすぎて、燃え尽きる。
・人に囲まれて、顔で笑っていても、心は凍ったまま、泣いている。
・必要な時に、質問できない。もう一言言えばいいとわかっていても、あきらめてしまう。
・過度な要求にも、従ってしまう。犠牲になりにいってしまう。
・フェアな人間関係が築けない。
・最初から、人と関わらない。
・うつや、ストレス性疾患のリスク↑
・〇〇依存のリスク↑
これらは、ほんの一例に、過ぎません。
潜在意識には、たくさんの思い込みが、重なっています。そして、それらを様々に組み合わせて、生き延び戦略(人生戦略)ができます。
これらの思い込みは、幼少期を生き抜くために、なくてはならないものでした。
「この世は危険なところだ。いつまた親がキレるかわからない。殴られるかもしれない。だから、常に気を張って、機嫌を取ったり、対処しないといけない。」
「このままの自分では愛されない。だから、がんばらないといけない。親の手伝いをしたり、役に立たなければ。」
など。
そういった戦略で、あの環境に適応しなければ、あなたは、子ども時代を、生き延びることができなかったのです。
あなたは、何も悪くないのです。
しかし、これらの思い込みは、もう古くなって、今のあなたには、合わなくなりました。
今となっては、メリットよりも、苦しみや生きづらさをもたらす、デメリットの方が多くなったのです。
しかし、あなたは、選択し直すことができます。
潜在意識の思い込みを、書き換えればいいだけです。
◾️ 今のあなたに合わなくなった思い込みを書き換える
たとえば、
例1:「この世は危険なところだ」
(子どもは脳が未熟なので、このような極端な考えになりがちです。)
でも、今、普通に歩いていたり、仕事をしている時に、いきなり誰かから殴られるとは、ちょっと考えにくいでしょう?
24時間365日、そんなに身構えていなくても、いいですよね?
しかし、安心安全がなかった子どもの多くは、大人になっても、潜在意識では「ずっと非常事態」のままなのです。
ですから、
「この世は危険なところだ」
「私を助けてくれる人はいない」
がセットで入っていることも多いです。
目的:命を守る
↓
「この世は安全なところだ」
「私は、人と信頼関係を築く。築ける。」
「そうしても安心安全。私はそれを自分に許可する。」
「私が求めれば、助けてくれる人はいる。」
のように、より望ましい形で、「命を守る」という当初の目的を達成できる内容に、書き換えるわけです
すると、潜在意識の非常事態は、不要になるので、解除されます。
今まで、常に緊張していた方(過剰警戒)や、いつも不安や心配でいっぱいだった方、怖がりさんが、自然にリラックスできるようになります。
自然体でいられるので、ラクになります。ストレスや疲れが、減ります。
うつや、不安障害や、ストレス性の障害のリスクも、下がります。
あなたが自然体でリラックスしているので、人も近づきやすくなります。楽しい時間が増えるでしょう。
類友で、本来のあなたにふさわしい、いいご縁も増えるでしょう。
余計な不安が減るので、自然にポジティブになり、判断力が冴え、行動力が上がります。
なお、「この世は安全なところだ」に書き換えても、本当に危険がある時には、ちゃんとそれを察知して、対処できます。
その判断や能力には、影響ありません。身につけた能力が、失われることはありません。安心してください。
例2:「人の役に立たなければ、私には価値がない」
そもそも、小さな子どもが、役に立たなくてはいけないでしょうか?(笑)
そんなわけないですよね。
それに、この思い込みがある場合、
「他の人は、別に役に立たなくてもいいけれど、私は、役に立たないと、価値がない。」
のように、不公平というか、理不尽というか、そんな形で、入っていることが、よくあります。
ですから、たとえば、次のように、書き換えます。
「人の役に立たなければ、私には価値がない」
「私は、相手の期待どおりであるべきだ」
「相手のニーズを最優先するべきだ」
がセットで入っていることも多いです。
目的:愛される
↓
「私には価値がある」
「私は愛されている」
「私は、自分を尊重する」
「自分の気持ちや感情を大切にする。表現する。」
「人と尊重しあう」
「人と信頼しあう」
「人とフェアな関係を築く」
「そうしても安心安全。私はそれを自分に許可する」
このように、潜在意識の思い込みを書き換えることで、
幼少期に環境因で損なわれた、あるいは、いじめや暴力、失敗や挫折などの人生経験で傷ついた、
自分に対する価値観「ありのままの自分に価値がある」「ありのままで、受け入れられる、愛される」を取り戻せます。
自分を「いいもの」「大切なもの」と、自然に思えるようになります。
本当は、これが、自分と、自分の人生の、基盤なのです。
この基盤を持つことで、
自分を大切にしながら、人といい関係を作れるようになります。
アダルトチルドレンおよび愛着のテーマをお持ちの方が、高い確率で持っている、共通の思い込みがあります。
まずは、それを解除します。
その後で、個人に特有な思い込みを特定し、書き換えます。
そうすることで、最短ルートで、私たちの生きづらさの元となっている思い込みを、解消できます。
アダルトチルドレンの方、および愛着のテーマをお持ちの方にとって、潜在意識の思い込みを書き換えるとは、
幼少期に、環境因でうまく作れなかった、「自分自身と人生の健全な土台」を、自分で作り直すことなのです。
書き換えは、誘導瞑想の中で行います。
私が誘導しますので、あなたはイメージしながら、ついてきて下されば、OKです。
イメージが苦手な場合は、「そうなる」と思えば(意図すれば)、大丈夫です。
書き換えの感想です。
これ全部、もう要らないです!
(後日)
あれから、ずっと、心が穏やかです。
常に気を張って、がんばって、疲れて果てていたけど、ゆるんで、ラクな状態が続いています。
自分の内側が、安らか。
このラクで安らかな感じを、大切に、過ごしていきたいです。
職場で、このままの自分ではダメだと、いつも緊張しています。
責任ある立場なのに、自由気ままにしている人を見ると、イライラ。
ストレスと精神的疲労で、退職に至るというパターンが続いています。
(数ヶ月後)
先日、知り合ったばかりの同僚と、自然体で、おしゃべりしていました。
職場なのに、こんなふうに、ありのままの私でいることができるんだ、と嬉しくなりました!
これ(書き換え)は、心の断捨離ですね!
やっと、夫の愛情と、今の家族といる幸せを、素直に、受け取れるようになりました。
長年、勝手に信じられなくなったり、自己否定やネガティブ思考の闇に堕ちたりしていた私を、それでも
ずっと好きでいてくれて、受け入れてくれていた夫と子どもには、感謝しかありません。
安心してください!
あなたも、「私には価値がある」「ありのままで受け入れられる、愛される」と、心から思えるようになります。
自然体でいられるので、人生が楽に、そして楽しくなりますよ。
◾️ 書き換えには、どのくらいの時間が必要?(目安)
目安を知りたいでしょうから、書き換えに必要な時間の、目安を書いておきます。
先にお伝えしなくてはならないのは、
医師やカウンセラーは、目の前のクライエント(患者)の抱えている問題が、アダルトチルドレン・愛着のテーマだとわかると、
「あ、これは根深いな。」
「4、5年は普通にかかるな。」
「4、5年かけて、どこまで回復できるかな。」
と考えるのが常識だ、ということです。
私たちが取り組もうとしていることが、「三つ子の魂百まで」を覆そうという試みだということを考えれば、
それはそうだろう、とわかるでしょう。
それを承知の上で、「ありえないスピードで、まずは楽になる」方法を、お伝えしています。
「潜在意識の思い込みの書き換え」と、「神経を鎮める」
これが、その方法の両輪です。
そして、潜在意識の思い込みを書き換えるのに、必要な時間は、
(1)土台の核となる思い込み(アダルトチルドレン・愛着障害の生きづらさの根源はコレです!):
「この世は危険なところだ」
「私は攻撃される」
「私は要らない子だ」
「私は捨てられる」
「助けてくれる人はいない」
「私には価値がない」
「私はダメ」
「私は不十分だ」
「私は嫌われる」
「私は無力だ・無能だ」など。
これらを書き換えるのに、必要なカウンセリング時間は、1回50分 を3回。
・過剰警戒(常に緊張、不安)がなくなる。もしくは大幅に緩和します。
・それによって、自然体でいられるように、リラックスできるようになります。
・頭の中で自分を責める癖が、止まる。もしくは激減します。
・「私は価値ある存在。」「私は、自分を尊重する。」「私は、大切にされる。尊重される。」と、自然に思えるようになります。
これだけで、ぐんと楽になりますよ!
(2)次に、アダルトチルドレン、愛着のテーマをお持ちの方が、ほぼ持っている思い込み。遺伝的に引き継いでいるものや、禁止令・拮抗禁止令(感じるな、主張するな、犠牲になれ、等)の書き換え:
最初の3回が、自分の土台の核を作り直すためだったのに対して、こちらは、自分の土台と人生を立て直すためのです。
私たちは、苦しむために、生まれて来たのではありません。
立て直して、残りの人生を、自分が望むように生きるために、書き換えをします。
・自分の気持ちや感情がわからない
・嫌なことがあると、忘れられない。
・頑張っているのに、報われない。受け取れない。
・注目や成功が怖い。自分は値しない、失敗する。
・人との距離がわからない
・断るのが苦手で、仕事で責任を負いすぎてしまう
・近くにイライラしている人がいると、気になって、落ち着かない
・恋人やパートナーの愛情を信じられない
・モラハラ上司にばかり当たる
・ダメンズばかり好きになってしまう
・犠牲になりにいく
など。
これらには、潜在意識の思い込みが、ブロックとなって、関わっています。
それを解除します。
必要な時間は、最初の3回に加えて、カウンセリング1回50分 を4〜5回。(合計7〜8回)
書き換えに必要なカウンセリング時間は、目安としては、このくらいかなと思います。

今日はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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