「俺、婚約するけど大丈夫？」
学生時代にお付き合いしていた彼が
夢に出てきて、私に招待状を差しだした。
夢ですよ、夢。
婚約パーティの招待状。
わたしがふったのになんで
「大丈夫？」ってきくねん。
プチッとなりながらも
その招待状を見つめると
その紙切れは手の中でなくなってしまった。
わたしはふいに言った。
「別にいいよ、しあわせになっても。」
すると彼はむっとして
「なんでお前に許可もらわなあかんねん！」
「だって、大丈夫？って聞いたやん。」
「そうやった、お前に許可もらわなあかんねん・・・。」
そういうと、その彼は姿をウニウニ変えて
なんと、私になった。
「しあわせになってもいい？」
そう、いつもいつも問いかけて
世界で一番自分を認めて欲しいヒト
それは、紛れもなく自分だった。
いろんな人に承認を求めてきた。
「わたしって、大丈夫ですよね？」
「結構いけてますか？」
求めても求めても不安は増大するばかり。
もっともっと頑張らないと
もっともっと認められないとって
まるで終わりのないラットレースのように。
「病の原因を知らない人の病を治すと
ますます、病は増大する」
そんな古い言葉を聞いたことがある。
生活習慣病が
その習慣を変えないと改善しないように
苦しみだけを取り除いても
こころの習慣を変えない限り
そのレースは続いてしまう。
「もう、いい加減終わりにしようよ！！」
言葉ではない、その横顔と背中で
命の底まで納得させられた。
あの日 から、おかしなことに
自分が好きになった。
本当におかしなことに（笑）
遅刻しそうになっても
おっちゃんみたいなくしゃみしても
歩いていて、ヒールがかくっとなってカッコ悪くても
周りの人がちょっぴりよく見えるようになった。
自分のペースで仕事ができるようになった。
娘と友達のように本音で話せるようになった。
「あの時、おかあさんよゆうなかってん、ごめんね。」
「あたしもわけわからんかった。」
「大人になって、トラウマがでてきたら言ってね。」
「うん、膨大な請求するからね。」
「・・・・。」
たった一人立てば、二人目が必ず現れる。
そして、かならず多くの人が続いて行く。
たった一人、自分が自分を受け入れて
自分を大好きになる人ができれば
言葉ではなく、みんなその背中に続く。
人の心ってそうなんだね。
それでもまだまだ旅路は続く・・・（笑）
でも、これまでより楽しめそうな気がする。
娘 が、本音ブログを書き始めました。
彼女のブログはイラストもお手製なので
手作り感は負けてますが（笑）
見守っていこうと思います～