信じると学力は伸びるのか? | 明るい不登校サポート・心のとげをぬくシンガーソングライター岩本真弓のブログ@加古川 姫路 明石兵庫

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「不登校で親子ともに傷つく必要はない」が持論。
高3、高2、小6の3姉妹と夫の5人家族。次女が小5から中3まで不登校でホームスクーラー。三女は小3からデモクラティックスクールに通う。
不登校のお母さんが集える場、親子参加型イベントを企画開催。
お母さんサポート

▶︎信じると学力は伸びるのか?

勇気づけリーダーで
現役保育士の岩本 真弓です。

過去記事を加筆して、再アップです。
この記事、好きなのです♡

ぜひお読みくださいませ。



突然ですが、ピグマリオン効果という言葉を知っていますか?

ハーバード大学の心理学者が
ある実験で導き出した原理なのですが
この実験のこと、紹介させて下さい。


「信じる力ってすごい!!」


10年前に親野智可等(おやのちから)先生の「親力で決まる!」の書籍で
この実験を知ったときの感動を
今でも覚えています。

                   

実験の詳細をご説明いたします。
   
ある小学校で知能テストを実施します。

そしてテストを実施した心理学者から
担任の先生に、
「これから学力が伸びる可能性がある」
生徒の名前が伝えられるのです。

当然、先生はテストから導き出された
事実だと受け止めますよね。

「この子は伸びるんだなぁ」と。



でも本当は、名前を挙げた子供は
知能テストの結果とは関係なく
適当に選ばれているのです。

根拠なしです。

でも、先生にはそのことは告げられません。


こんな実験です。

根拠なく「この子は伸びる」と
専門家に言われた子どもは、
その後どうなるのか?という。



そして、そのまま1年が経過するわけです。


1年後「これから伸びる子」として
名前を挙げられた子どもたちは
どうなったと思いますか?

「テスト結果、はずれました」と
先生は感じていると思いますか?


1年後の結果はこうなったのです。


名前を挙げられた子供たちは、
他の子供たちに比べて、
明らかに学力の向上が見られた
のだそうです。

つまり「この子は伸びるんだ」と
教師に「思い込まれた」生徒は
実際に学力が伸びた」のです。


これがビグマリオン効果なのです。
                   


思い込む、信じるってすごくないですか?


初めてこの実験を知った10年前は
「信じれば伸びるんだ!」
「信じるってすごい!」
という理解だったのですが

保育士になって、
子供たちと関わりながら
「勇気づけ」を学んでいる今は、

なぜ選ばれた生徒の学力が伸びたのか、
その理論が理解できるようになりました。


私の解釈はこうです。

もともと全員に
伸びる力は備わっているのです。
まだ眠っているだけで。


これが大大大前提なのです。


「この子は伸びますよ」と
心理学者から聞いた先生は、
その助言を信じ、保護者にも伝えます。

それを聞いた保護者も信じ
親から聞いた子ども本人も
疑いなく自分の力を信じた。

専門家のお墨付きをもらって、
子どもの力を信頼した先生や両親からの
その後の働きかけは「勇気づけ」となって、

生徒本人は自分を信じ続けることができた。

結果、選ばれた生徒たちだけが
眠っていた力を発揮できた。


ピグマリオン効果は、
信じることのすごさを示してくれるものですが、

私には、それと同時に
もともと全員に伸びる力が備わっている」ことの証のように思えるのです。


誰にも「力は備わっている」。
まだ発揮されていないかもしれないけれど。


子どもたちのすぐそばにいる私たち親は、

子どもたちに備わっている力を
根拠なく信じていけばいいのですね(*^^*)


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