リアルなプロフィール④こんにちは、フルートとアラベスク。 | 大和田真由 official blog

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不自由気味な日本語でほどほど自由に書く個人垢です。
パトロールご遠慮です

従兄弟2人がかわいいから一緒に載せちゃおう。

色黒以外はこの頃から基本的に変わらない。

 

 

5年生(10〜11歳)

 

小学校生活に飽きるのにも限界が来た。

 

もともと勉強熱心ではなかった上に、

ランドセル忘れや授業中の居眠りなど

常習犯になる。

 

また、大手レンタルCDショップが

勢力を拡大し始めた時代とも重なり

荒井から松任谷までユーミンに

どっぷりハマる日々を送っていた。

そして時は来た。

 

myフルート

堂々提げ管楽器クラブに入部。

 

持ってるし、もう吹けるから

真顔フルート以外できません真顔

 

止める者など誰もいなかった。

 

あっさりと悪知恵が通用し

フルートライフが始まる。

 

と同時に、ピアノが疎かになり始める。

 

ここでピアノの高瀬先生が

発表会用に出会わせてくれたのが

 

ドビュッシー「アラベスクNo.1」

 

楽譜付きの動画が見て頂くとわかりやすいです。

 

それまでの練習やソルフェージュが覆されるような、

独特の和声や8分と3連Mixの衝撃。

 

必死で練習したので

それなりに弾けるようになった。

(と思っていた)

 

数ヶ月後。

たまたま近所でやっていた中村紘子さんの

リサイタルを聴きに行くと、

アンコールがアラベスクだった。

 

あんなに必死で練習した曲をさらっと。

食後の上品なデザートみたいだった。

 

本当はこうやって

演奏する曲だったんだ

(アラベスクは29:40辺り、思ってたより速い!笑)

 

数ヶ月前の発表会で

自分がちっとも弾けなかった事を知る。

いや、あれはアラベスクですらなかった。

 

その後もピアノは疎かになりつつも、

中村紘子さんの演奏の記憶を頼りに、

アラベスクだけは練習を続けた。

 

ただ単に指が回る、弾ける、

という事ではなく、

自分の小さくて未熟な音楽の世界が

少しずつ広がる手応えがあった。

(気がする)

 

人生を変える楽器と楽曲に出会い、

小学校生活も残り1年。

 

つづく